【SF＆アドベンチャー映画の舞台といえばここ！
「世界の果て」の舞台・アイスランド～第２回～】

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LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記

さて、今回は前回に引き続き、数々の大ヒット映画のロケが行われたアイスランドをご紹介します！
今年８月に７日間の旅程で訪れた観光ハイシーズンのアイスランド、見どころが盛りだくさんです！

アイスランドのメインの移動手段は車。今回の訪問ではレンタカーを利用しました。
車窓からは、どこまでも続く景色。平原、山、岩場が交互にやってきます。

アイスランド観光のメインは、島を一周している国道１号線沿いにあるのでとても便利です。
首都のレイキャビクを離れるとほとんどが一車線の狭い道路ですが、しっかり舗装されていて走りやすさは充分！
でも、ドライブ中は当然注意が必要。景色に見とれていると、思わぬ障害が現れます！

ヒツジが道路に出現！アイスランドには牧場がいくつもあり、ヒツジがとても多いそうです。
でも、周りに何にもない岩場の陰から急にヒツジが出現することもあり、どこから来たの？と聞きたくなってしまいます。

レイキャビクから南に進んでいくと、だんだん景色が変わり、緑が少なくなってきました。ゴツゴツした岩場が続きます。何となく、空気もひんやりしてきました。

すると、大きな山と山の間に真っ白な部分が見えてきました！これがどのくらい遠いのか、どのくらい大きいのか、距離感がわかりません。
これは、アイスランド有数の氷河なんです！

こちらは、２０１３年公開の映画「ＬＩＦＥ」のロケ地。主人公が世界を旅する中で、地球の果てのアイスランドとして描かれた場所です。

空気は冷たいですが、日本の晩秋のような気候。それなのに、すぐ近くには氷で埋め尽くされた氷河が広がる光景は、何とも異様です。

このあたりは、大きな氷河がいくつも広がっています。こちらはアイスランド有数の氷河湖、ヨークルスアゥルロン。車で、氷河湖の水辺の近くまで行くことができます。

この氷河湖も、世界的に有名な映画が撮影されたスポットなんです。

２００３年に公開された、「００７　ダイ・アナザー・デイ」では、氷上のカーチェイスのシーンなどが撮影されたそうです。真夏に見る流氷は太陽の光を浴びてとても眩しく輝き、まるで地球ではない異世界にいるような気持ちになりました。これがジェームズ・ボンドが見た景色…！

私もこの氷河湖に浮かんでいた小さな流氷を手にしてみました！この透明度には驚きです。

さらに、「トゥームレイダー」では、シベリアという設定でこの氷河湖での撮影が行われたそうです。

まさに「地球の果て」というイメージの撮影にぴったりなアイスランド、数々のＳＦ映画の舞台になったのも納得です。

こちらは、絵葉書などでよく使われるアイスランドを象徴する景色。島の西側に位置するキルキュフェトル山の風景です。

螺旋を描いたソフトクリームのような形が印象的です。こんな美しい造形が、自然の力で長い時間をかけて出来上がっているなんて素晴らしいですね。

人間の力がとても小さく感じてしまう、自然の偉大さに圧倒される旅でした！

日本からは、イギリスやフィンランドから１度の乗り継ぎでアクセスすることができます。夏には山や氷河での多彩なアクティビティ、秋から冬にはオーロラ観察が楽しめます！１週間くらいお休みできることがあれば、思い切ってＳＦ映画の舞台を旅してみるのも良いかもしれません。

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