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2013.09.12

『利休にたずねよ』、市川海老蔵&中谷美紀からロケ秘話飛び出す!

※9月12日追加情報
9月14日発売のロケーションジャパンで京都特集を掲載!
第37回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した
『利休にたずねよ』原作者・プロデューサー・制作陣オススメの
秋の京都スポットが大集合!

【7月10日記事】
 12月7日(土)封切の映画『利休にたずねよ』の完成特別試写会が10日、都内で開かれ、主役の利休を演じた歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、妻・宗恩役の中谷美紀さん、田中光敏監督が完成報告会見に出席した。
 『利休にたずねよ』は、第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説の映画化で、映画『火天の城』『化粧師 KEWAISHI』などの田中監督がメガホンを取った。8月下旬開催の第37回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に選出されて話題を呼んだほか、2月に亡くなった海老蔵さんの父で歌舞伎俳優の十二代目・市川団十郎さん(享年66)が利休の師匠である武野紹鴎を演じ、最後の熱演がスクリーンで見られる作品でもある。

 「茶聖」と称された茶道の求道者・千利休が生きた1522年~1591年の京都を舞台に、彼の人間味あふれる美への情熱と謎を秘めた心情を、織田信長や豊臣秀吉との関係、妻の夫婦関係などを交えながら、美しい四季とともに描き出す。
 千利休より受け継がれる茶道の名門・三千家の協力を得て千利休の所作を再現したほか、重要アイテムである茶の名器もプライベートで茶道をたしなむ海老蔵さんの希望もあり、利休が実際に使用した「利休所持 万代屋宗安伝来 長次郎作 黒樂茶碗 銘 万代屋黒」をはじめとする芸術品を使用するなど、徹底的に「利休型」を追及している。
 そして見逃せないのは、何と言ってもぜいたくなロケ地の数々。三井寺、大徳寺、神護寺、南禅寺、彦根城といった国宝級の建造物での撮影が行われているのだ。
 中谷さんは、「劇中ではセットでしたが、実際の利休の茶室「待庵」(京都)で450年前の壁、建材を見学したとき、ただならぬ気配を感じました。三井寺(滋賀)も印象的でしたね」とコメント。続いて海老蔵さんは、「間人(たいざ)の海(京都)が忘れられない。海辺で追いかけられてるシーンで、真冬なのにですよ、追いかけてる人が半分くらい波にさらわれちゃったのには驚きました(苦笑)。あと、カニがおいしいんです! でも、みんなで食事に行ったとき、僕がおごった上に、監督が約束を忘れて帰っちゃったんですよ…震えながら待ってたのに!」と恨み節。これに対し、田中監督は「現場もこんな感じで(にぎやかです)(苦笑)。僕も印象的だったのは間人の海。とにかく波がほしかったので、波が高くて本当にうれしかったですね。たった1日の撮影だったけれど、雨のシーン、くもりのシーン、晴れのシーン、ぜんぶくれた。でも、海老蔵さんとの約束の件は…忘れて…」と返し、絶妙な掛け合いで笑いをさそった。
 物語はもちろん、ロケ地やこだわりの芸術品などにも注目したい作品だ。

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撮影は十二代目・市川団十郎さんの写真を囲んで行われた。

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『利休にたずねよ』
監督:田中光敏
脚本:小松江里子
原作:山本兼一「利休にたずねよ」(PHP文芸文庫刊)
主演:市川海老蔵、中谷美紀、伊勢谷友介、大森南朋 ほか
12月7日(土)全国東映系公開
(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
http://www.rikyu-movie.jp/

(ロケーションジャパン)

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