LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記
「バルセロナの市場で旬の食材をお買い物!」
バルセロナには、地域ごとに市場(メルカード)があります。
市場は大きな建物の中にあり、その中が小さく区分けされていて、八百屋、魚屋、肉屋、乾物屋、パン屋、そして軽食を食べられるバルなどがひしめいています。
自宅の近所にある市場はこんな内観になっています。古い建物がそのまま使われていて、広々としています。日曜はお休みなので、土曜はとても混みあいます。
魚屋さんに併設しているバルでは、置いてある魚を選んで「これを焼いてください」など好みの調理法を伝えると、その場でおいしく調理していただけるという店もあるんです。
魚を日本に持ち帰ることはできませんが、その場で地元の新鮮な魚が食べられるのは旅の醍醐味ですよね!
さて、バルセロナで観光地として有名な市場は、観光の目抜き通り「ランブラス通り」にある「ボケリア市場(サン・ジュゼップ市場)」。バルセロナに旅行にいらした方は、ここに訪れた!という人もいるのではないでしょうか。
ここはとても大きな市場ですが、世界中から集まった観光客でいつも大混雑!
観光客にも気が配られていて、食べ歩き用の生ハムやチーズにサンドイッチ、フルーツを絞った色とりどりのジュースなども売っています。
そして、目をひくカラフルなお菓子も!ほしい物を指差してほしい個数を言ったり、ジェスチャーで「このくらい」と伝えると、重さを量ってお会計してくれるという仕組みです。
歩いているだけで色々な発見があり、楽しい気分になってついつい買いすぎてしまうのが危険!そしてとにかくここはバルセロナ観光の中心地。人が多いので、スリには要注意です。
もう1つ、観光スポットにある市場は「サンタ・カテリーナ市場」。
ここは、ミラーリェスという若くして亡くなったバルセロナの著名な建築家が設計した建物として有名です。ここには新鮮な食材を使って調理してくれるバルもたくさんあり、お昼時にはとても混みあいます。
自宅の近所は観光地から少し離れたところにあり、日常の買い物に訪れる地元の人がほとんど。
スペインは野菜や肉がとても安くておいしいですし、日本ではあまり見かけない種類のものもあります。
5月に入って、スイカも出始めました。こちらのスイカも、日本と同じように水分が多く、とても美味しいんです。
そして今多く出ていてとても美味しいのは、生のホワイトアスパラ!オーブン焼きにするととても美味しいです。
トマトだけでも、サラダ向け、ソース向けなど数種類がいつも置いてあります。
これだけ種類があったら迷ってしまいます。そんな時は、店員さんに「こんな料理を作りたいんだけど、おすすめはありますか?」と聞いてみると、親切に答えてくれます。
こちらはチーズのお店のショーケース。主にヨーロッパ各地で作られた様々な種類のチーズを置いています。
野菜は1キロあたりの値段が表示されているのですが、いくらなのか良くわからない時もあるので、ほしい量を自分で取ったり、店の人に個数を伝えたりして重さを量ってもらいます。肉や魚も同じように1キロあたりの値段が書かれているのですが、例えばステーキ肉は「このくらいの厚さを3枚」とか「一口サイズに切ってください」などと言うと、その通りにカットしてくれます。その場で切っておいてもらえれば、調理の手間も省けるのでとても便利ですね!
こちらはお魚屋さん。いつも店員さんがお客の注文を聞いて魚をさばいています。
バルセロナに来て初めのうちは対面式の買い物にいつも戸惑っていましたが、慣れてくると、店の人と会話をしながら好きな物を好きなだけ買えるのはとても楽しく、ついつい調子に乗って買いすぎてしまいます。
バルセロナ旅行をされる時、もし長くいられるのでしたら、キッチンつきの部屋に滞在して、市場で買い物した食材を調理してみるのもおもしろいかもしれませんね!