LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記
【宇宙の撮影も!?大ヒット映画ロケ地の宝庫・アイスランドへ】
こんにちは!まだまだ暑い日々が続きますね。今回は、この夏に訪れたアイスランドの訪問記をお届けします。
実はアイスランドは、世界中で大ヒットした数々の名だたる映画のロケ地となっているんです!今回は、その一部をご紹介します。
今住んでいるバルセロナからアイスランドまでは直行便があり、4時間ほどで到着します。
アイスランドの首都であるレイキャビクの街が見えてきました!
上空写真
アイスランド共和国は北海道の1.3倍ほどの広さがあり、見どころが随所に散らばっています。人口は34万人ほどで、公用語はアイスランド語ですが、英語も難なく通じます。
電車は通っていないので、観光するにはバスのツアーかレンタカーが一般的。今回は空港で車を借りて観光をすることに。近年は大自然でのアクティビティが人気となり、世界中から観光客が集まっています。私が訪れたのは8月のハイシーズンということもあり、レンタカーも飛行機も予約でいっぱいでした。
空港を出てしばらくすると、車窓には大自然が広がります!
見渡すかぎりの草原に、名もなき山々、そしてなかなか見ることのできない大きな岩…アイスランドには、いまだ手つかずの大自然がたくさん残っているんです。
そんなアイスランド、実は十数年前から映画のロケ地として大人気なんです。たしかに、アメリカとヨーロッパの間に位置している立地の良さと、大自然の風景が必要な映画にはうってつけの舞台ですね。いったいどんな映画のロケ地になったのでしょうか?
レイキャビクから車で2時間ほど南に行った場所、ミルダルスサンドゥルの近辺がこちら。
あたり一面、ゴツゴツとした丸い岩場に、深緑の苔がびっしりと張り付いています。
同じ地球とは思えないような幻想的な空間が広がっています。
実はここ、2016年に公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のロケ地なんです。この近辺がロケ地となり、主人公のジン・アーソが生活する惑星・ラムーとして描かれています。
ひんやりとした空気の中でどこまでも不規則に続く岩々を眺めていると、それらが今にも動き出しそうで少し怖くなってきます。大自然の中でリラックス!というよりも、遠い世界の果てに来てしまったような何とも言えない緊張感がある、不思議な場所でした。
さらにここからさらに車で30分ほど行った場所は、映画『インターステラー』で惑星の舞台になっているとか!
こちらは、その近くにあるヴィークという町にあるレイニスファラビーチ。
このビーチには世界中から観光客が集まってきます。その秘密は、このビーチの砂が真っ黒なこと!
そして、ビーチの周辺に鎮座しているのがこちら。
六角形の柱状節理の岩が、パイプオルガンのように連なっています。これは、溶岩が急激に冷えてできた造形。アイスランドには、活火山がいくつもあるんです。
ここには溶岩が変形して出来上がった岩の洞窟も。
このあたりで潮風を浴びながら景色を見ていると、今自分がどこにいるのかまったくわからなくなってしまいます。
アイスランドのすごいところは、とにかく桁違いの大自然がそこらじゅうに広がっていること!
こちらは、セルヤランズフォスという滝。
なんとここは、滝の裏側を歩くことができるということで人気の観光スポット。多くの人々が訪れて踏み固めた岩のおかげで歩くことができます。でも、水しぶきが凄まじく、気軽ながらもスリル満点のアクティビティでした。
さて、こちらはスコゥガフォスの滝。こちらは2013年公開の『LIFE!』のロケ地なんです!
幅約25メートル、落差62メートルという大瀑布です。
なんとこちらは、別の惑星ではなく、ベン・スティラー演じる主人公が訪れたネパールの滝という設定になっているのだそう。この映画では主人公が旅する場所にグリーンランドやアイスランドもありますが、どちらもアイスランドで撮影しているのだそうです。アイスランドの大自然の中をスケートボードで滑走する迫力の場面が見どころです!
この滝、近づこうとすると激しい水煙に飲み込まれ、すぐにずぶ濡れになってしまうほど。これほどの水量がいったいどこから出てくるのだろう…と、大自然の力を感じずにはいられません。
人が棲みつく前の地球はこんなだったのかなぁ…と、太古の昔を感じさせる場所でした。
他にも、アイスランドの絶景スポットでは、大ヒット作や話題作のロケ地となった映画が撮影されました。この続きは次回お届けします!お楽しみに!