山田実希の”走れ!・編集長”
第5回 さいはての地で、天国に会う。
「さいはて…」というほどの距離でもないのですが(笑)、京丹後へ行ってきました! 京都駅から2時間半。写真を見ると、大きな岩に大波が打ち付け、まさに演歌の世界。それに加えて、全く地名が読めない(「間人(たいざ)」)所へ行くとなれば、「いったいどんな場所??」と、アドベンチャー気分さえ感じたスタートになりました。電車が京都の山間部を抜けて日本海へ向かう途中から、どんどん雲行きは怪しくなり、遂にみぞれが…。今回は、「時代劇になっている海岸を取材する」というのも目的の一つだったので、どんどん雰囲気が増すことへの不安と期待で笑ってしまうほど。
観光列車・丹後あかまつは、京都の海の絶景と丹後ビールなどが堪能できるのです。指定席はないので、西舞鶴ですばやく乗り換えるのがコツ!と京都おもてなし観光大使談。
途中、西舞鶴駅で〝すばやく〞「丹後あかまつ号」に乗り換えて、レストラン車両&海側席を確保。列車はなんと海の中央を進んでいき、まさに銀河鉄道の世界です。峰山駅に到着後はいよいよ海岸へ。時代劇でよく見るあの景色もド迫力! 時代劇の聖地の貫録がすごくて長居したかったのですが、寒さもあって早々にレストランへ(笑)。勝新太郎さんも好きだったという、メスの「間人かに」を鍋にした「こっぺ汁」と、ピチピチ握り寿司体験に出会い…。これが楽しくて、温かくて、おいしくて。「極楽…」と感動。絶対今度は走りにきます!(笑)
ピチピチにぎり寿司は、法被を着てイベント的に!外国人にも人気なのだそう。私もねじりはちまきで張り切って★梅田さん、亀田さんありがとうございました!
山田 実希(やまだみき)
ロケーションジャパン編集長/ロケツーリズム権利処理アドバイザー
<経歴>
日本唯一のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」の編集長として全国を取材。映画・ドラマの現場取材や役者・監督インタビューのほか、各地で発足するロケ支援組織や地域産品を活用した物産開発チームの設立にも立ち会う。千葉県いすみ市ブランド認定委員副委員長、長崎県アンテナショップ選定委員、静岡県観光アドバイザーに就任、各自治体でテレビ・映画等のシーン写真に関する権利処理のノウハウを伝えている。2020年に総務省「地域力創造アドバイザー」として登録。
雑誌「ロケーションジャパン」は、「日本中が元気になる」ことを目標に、国や自治体、地元の人たちとともに、地域活性に取り組んでいます。映画やドラマ、情報番組やアニメなどのロケ地や舞台を通して、地域の新たな魅力を発掘・発信し、「ロケツーリズム」という新しい旅のかたちを提案しています!