松重豊 ドラマ『孤独のグルメ Season5』
“ひたすらに食べる”ドラマが見る者を魅了するわけ
それは「幸福に空腹を満たす」というシンプルさ
深夜の空腹を呼び覚まし、放送翌日にはロケ地に長蛇の列ができる。数々の伝説を生み出してきたドラマ『孤独のグルメ』も、いよいよSeason5に突入!
これまで同番組を追ってきた本誌は、人気の立役者・主役の井之頭五郎を演じる松重豊さんに、満を持してのインタビュー。
多くの人に愛される理由、新シーズンの観どころ、そして井之頭五郎の“とっておきグルメ”とは!?
■わずか3年で第5期に突入! 人気ドラマが愛される理由
「ココで撮影するの? いつもとずいぶん雰囲気が違いますけど…」
それは、都内シャトーレストランの豪奢な個室に足を踏み入れた、松重豊さんの第一声。戸惑うのもわかります、だって本日は『孤独のグルメ』に関する取材。同番組に登場する「いつも」とは異なる空間に、照れ笑いを隠せない。
ここで、簡単なおさらいを。『孤独のグルメ』とは、松重さん演じる主人公・井之頭五郎が、ふらりと立ち寄った実在の店の実在のメニューをひたすら食べる、異色のグルメドキュメンタリードラマ。
放送翌日から五郎さんが訪れた店には長蛇の列ができ、巡礼ガイドが海外にまで出回るなど、その人気ぶりは、もはや社会現象となっている。
たとえば、長年本誌でも追いかけてきた静岡県河津町のわさび丼。今ではまち一番の名物となっており、五郎さんの食べ方をもとに「河津わさび丼5箇条」なるものまで生まれているとか。
(続きは本誌をご覧ください。)
松重豊 ドラマ『孤独のグルメ Season5』
“ひたすらに食べる”ドラマが見る者を魅了するわけ
ドラマ24『 孤独のグルメ Season5』
Story
輸入雑貨商を営む寡黙な男・井之頭五郎(松重豊)が、仕事で訪れた街の飲食店にふらりと立ち寄り、ひたすら食べる。
食事中の独特のモノローグやひょっこり登場する豪華ゲストも話題を呼び、10月からファン待望のSeason5が放送中。視聴者に人気のある「焼肉」で幕を開け、シリーズ初となる前後編では遂に海外へ進出。週末の深夜が空腹必至に。
テレビ東京「ドラマ24」ほかにて放送中
毎週金曜深夜0時12分~
Ⓒテレビ東京
松重 豊(まつしげ ゆたか)
1963年、福岡県出身。舞台・映画・ドラマ・CMなどで幅広く活躍中の実力派俳優。主な映画出演作として『しゃべれども しゃべれども』(07)、『ディア・ドクター』(09)、『アウトレイジビヨンド』(12)、『HERO』(15)ほか多数。12年に放送された初主演連続ドラマ『孤独のグルメ』が話題を呼び、現在も引き続き好演中。