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インタビュー&コラム

教えて、先輩!

竹中直人監督

女優・監督として精力的に活動し、若い人から支持されている辻凪子が、LJ読者の代弁者」として映像業界の名だたる先輩方にインタビュー!作品への質問をきっかけに、映像業界を生き抜いていくためのヒントを探っていく。今回のゲストは、俳優としての活躍はもちろん、映画監督としても高い評価を得る竹中直人さん。これまでの経験を生かした映画作りへのこだわりを聞いた。

映画化を実現するまで企画を通すことの大変さ

「最新作の『零落』は美しい映像が印象的でした。特に主人公の深澤(斎藤工)とちふゆ(趣里)のホテルのシーンは、圧倒的な美の中にエロティシズムが存在し、深く感動しました」

竹中「斎藤くんは以前に、山田孝之くんと3人で監督した『ゾッキ』という映画があって。宣伝の時はいつも3人だったのに、たまたま工と2人だけの日があったんですよ。その帰りに『夕飯、食べない?』って、工を誘ったんです。ご飯を食べながら「工、今度オレ、『零落』を映画にしたいんだ」って話したんです。そうしたら工も『零落』を呼んでいて『大好きな映画です。竹中さんが監督なら、ぜひやりたい』と言ってくれた。映画を作るとき、誰をキャスティングするかによって、企画の通りやすさが変わってきます」

「斎藤さんが漫画を描かれるシーンでは顔を映すのではなく、しぐさを丁寧に切り取られていて、声色も含めて印象的でした」

 

—-続きはロケーションジャパン2023年4月号で—–

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