【8/22 全国ふるさと甲子園開催決定】こんな時だからこそ全力応援!地域から日本を元気に!
8月22日(土)、今年で第六回目となる全国ふるさと甲子園の開催が決定した。全国で祭りや音楽フェスなどのイベント中止が相次いでいる中、万全のコロナ対策と開催方法の変更によって地域が全国にPRする機会を作り出すのが目的だ。
リアルの場で開催するイベントが数か月敬遠されてきた現在、いつからイベントをスタートできるのかという点ではどの自治体・企業も慎重だ。しかし各自治体は全国にPRするイベントが軒並み中止になり、さらにはコロナの影響で観光客はどの地域でも激減している。つまり、地域を知ってもらい、人を呼び込む機会が枯渇している状態なのだ。政府が打ち出した「Go to キャンペーン」もすでに知られている有名観光地ばかりに人が集まっては、その他の地域は生き残る事ができない。
そのような中で、状況に応じて柔軟に形を変えながらも地域を応援するためにリアルな場でイベントを実施しようと試みているのが、「全国ふるさと甲子園」だ。全国ふるさと甲子園は、ロケとグルメの祭典で、映画やドラマ作品のロケ地となった地域が、エンタメをきっかけにご当地グルメやその土地ならではの魅力をPRするイベントだ。過去5回開催され、毎年50以上の地域が参加してきた。
全国ふるさと甲子園は、専門家のアドバイスを受けながらコロナ対策のガイドラインなどを作成し、通常3000人近い来場者数を1000人程度に減らし、出展団体・出展者数も減らすなど調整をすることで「感染拡大を予防する新しい生活様式」の重要項目である「三密」を避けた会場設計に取り組む。マスクやフェイスシールドの着用、こまめなアルコール消毒など基本的なコロナ対策を徹底した上で、8月22日のイベント開催に向けた準備を進めているようだ。チケットは7月4日(土)に第一弾が限定販売される。
会場では、このイベントでしか手に入らない物産品の数々やコロナ禍で残った商品などが販売され、今後観光で訪れた際に使用できるクーポンなども提供される予定だ。また、ロケ地になった映画やドラマ作品の衣装やポスター等も展示され「なりきり」などを楽しむことができるのもこのイベントの特徴だ。たとえ、フェイスシールドやビニールシート越しであっても数ヶ月の間避けられてきた地域の人との触れ合いは、「この地に観光に行きたい」と思わせる大きなきっかけになることだろう。
地域はこのイベントで、今後V字回復を果たすための工夫をこらした取り組みを行っていく。「全国ふるさと甲子園」には、地域を応援しながら、このウィズコロナの時代に徹底的な対策をし、リアルなイベントを運営していく方法を模索する第一人者となる事も合わせて期待されているといえよう。