奇跡の実話を岡山で完全映画化! 物語が生まれた土地の魅力にも注目
岡山の夫妻に起こった奇跡の実話を、佐藤健と土屋太鳳主演で映画化した『8年越しの花嫁』が公開。撮影は実際に夫婦が暮らす岡山県中心に行われた。
「スタジオセットは使わずにいきたい」というのは瀬々監督の希望。なかでも物語の始まりの場所ともいえる、夫婦の結婚式の様子を動画配信した式場「アーヴェリール迎賓館岡山」を運営するテイクアンドギヴ・ニーズ社が、式場のシーンを全面サポートした。同じ式場での撮影を希望していたが、改装工事と期間が被ってしまったため同系列の「アーククラブ迎賓館」(広島県福山市)を借り、ウエディングドレスなども用意してくれたそう。ほかにも、序盤の見せ場となるプロポーズシーンは、岡山県浅口市の遥照山展望台が撮影地に選ばれた。
撮影前にはこの映画のモデルとなった中原尚志さん、麻衣さん、麻衣さんのご両親、そして監督、佐藤さん、土屋さんと顔合わせを行い、主演の2人は特に綿密にキャラを作り上げていったそう。佐藤さんは一ヶ月半の撮影期間中、一度も東京に戻らず、土屋さんは麻衣さんが岡山で送っている生活により近づくため、ホテル泊ではなくウィークリーマンションと軽自動車を借りて撮影現場へ通っていたというから驚きのストイックさだ。
ロケが行われた岡山県岡山市もバックアップに力を入れている。ロケ地巡りマップを制作し、映画のハイライトでも使われた遙照山(浅口市)には12月16日から来年2月末まで、撮影に使ったベンチの複製品などを設置する予定だ。同県は県全体で映画やドラマのロケ受入れに力を入れており、「晴れの国おかやま」にあやかり「ハレウッド」という取り組みも始めている。晴れの日が多く、撮影に適した土地・岡山では、近年ロケ実績も増え、2017年は岡山が舞台となった坂口健太郎主演の『君と100回目の恋』や広瀬すず主演の『先生!、、、好きになってもいいですか』と、続々と話題作が公開。ファンによるロケ地めぐりが盛んになった。瀬戸内や牛窓で撮影が行われた『君と100回目の恋』は、その年で一番地域を盛り上げた作品とその地域を表彰する第8回ロケーションジャパン大賞にもノミネートされている。
制作陣と地元の熱い想いが篭った『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、12月16日から全国ロードショーだ。
観光案内所で配布するほか、県観光総合サイト「おかやま旅ネット」からダウンロードできる。
https://www.okayama-kanko.jp/8hana/
映画『 8年越しの花嫁 奇跡の実話 』
監督:瀬々敬久
出演:佐藤健、土屋太鳳 ほか
12月16日(土)より全国ロードショー
(C)2017 映画「8年越しの花嫁」製作委員会
http://8nengoshi.jp/