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2020.01.15

第10回ロケーションジャパン大賞 受賞地域×作品発表!

「ロケ地から日本を元気に!」をテーマに、日本全国のロケ地を追ってきたロケーションジャパンが、この年もっとも人を動かし、まちの観光を活性化させた作品と地域に贈る「第10回ロケーションジャパン大賞」の受賞地域×受賞作品を発表します!(写真は「第9回ロケーションジャパン大賞」授賞式の様子)

 

今回は記念すべき10回目。

各界の著名人を審査委員に迎え、更には一般読者を対象にしたアンケートを実施し、「支持率」「ロケの支援度」「行楽度」「地域の変化」の4つの指標から、ロケーションジャパン大賞を決定しました。

 

 

第10回ロケーションジャパン大賞受賞発表

 

 グランプリ

埼玉県 × 映画『翔んで埼玉』

 

国内だけでなく世界に向けても「埼玉」の地名を轟かせた本作。2019年の新語・流行語大賞へのノミネート、埼玉の公開劇場の聖地化、地元企業の参画による県一丸となったPRなどが評価され高得点に。選挙ポスターの起用で投票率30%UPするなど、地域愛の造成にも繋げた。その影響は6000名を対象とした一般アンケートにも影響し高得点となった。

(獲得数:911ポイント)

 

 

 

 

 

 

準グランプリ

北海道十勝エリア × 連続テレビ小説『なつぞら』

一般アンケートで高得点を獲得。地域では、構成メンバー30団体からなる『なつぞら』応援推進協議会が設立され、ロケ対応はもちろん、情報発信、スタンプラリーや展示会、さまざまなイベント等を実施した。画家・神田日勝の記念美術館は来場者数が5倍。放送に伴う十勝管内の経済効果は約95億円と発表された(※日銀釧路支店2019年3月7日)

(獲得数:875ポイント)

 

 

 

特別賞 支持率部門

栃木県足利市 × ドラマ『今日から俺は!!』

最終回直前に開催したロケ地バスツアーは、予約受付開始20分で完売しメインロケ地の旧足利西高校で行ったイベントには約3200人が来場した。作品と自治体の連動企画が高く評価され6000人を対象とした一般投票では納得の圧倒的な支持を集めた。

(獲得数:803ポイント)

 

 

 

 

特別賞 行楽度部門

兵庫県姫路市 × 映画『引っ越し大名!』

市内の商店街と連携したタペストリーの掲示やロケ秘話を載せたパネルやキャストの看板設置などロケ地巡りを楽しめる仕掛けを多数実施。姫路城で行った野外上映会&監督のトークショーやキャストの凱旋イベントも多くのファンを動員した。

(獲得数:764ポイント)

 

 

 

 

 

 

特別賞 地域の変化部門

秋田県鹿角市 × 映画『デイアンドナイト』

映画の撮影をフックにロケ地マップの配布やロケ地ツアーなどのイベントを実施して市を全国的にアピール。ロケ地のひとつ「中滝ふるさと学舎」の入込客は、撮影を行った2018度は昨対比114%増、翌年の2019年度は130%増を記録した。

(獲得数:648ポイント)

 

 

 

 

特別賞 撮影サポート部門

神奈川県綾瀬市 × 映画『七つの会議』

2015年からロケ誘致を強化し問い合わせ件数約1500件、ロケ実績約120作品の豊富な実績を元に強固な体制で『七つの会議』の撮影をサポート。期間限定ながら市役所のエントランスにロケ地看板を用意したほか、ロケ地マップやタウン誌を活用した映画のPR協力も実施した。

(獲得数:638ポイント)

 

 

 

 

 

 

監督賞

佐藤信介監督 × 映画『キングダム』

実写不可能と言われた原作を見事に映像化し、2019年邦画興行収入ランキング実写第1位を記録。中国がメインロケ地だが、国内のロケ地にも注目が集まった。そのひとつ静岡県裾野市ではロケ地公開イベントに全国から約5000人が殺到するなど、各地のロケ地域を沸かせた。

 

 

 

 

審査員賞

岡山県備前市 × 映画『ハルカの陶』

備前市と岡山県備前焼陶友会がタッグを組み、映画製作に全面協力。公開2年前から映画をフックにプロモーションを開始し、恒例の「備前焼まつり」の来場者数は年々増加。公開時にはマスコミを巻き込んだPRで、備前焼の魅力を全国に発信した。

 

 

 

 

 

 

 

ロケーションジャパン大賞 4つの指標

■ノミネート条件
・2018年12月1日~ 2019年11月30日に公開、放送された映画・ドラマ・アニメ作品
・全国規模で公開または放送された作品と地域
・地域の変化が見られた作品と地域
・ロケ受け入れに対し、組織的な対応ができる地域
※上記の効果が出ていた作品と地域を、編集部調べで選出。

 

■選考基準
下記4つの指標をもとにポイント化して算出
①支持率…6,000名の一般アンケート結果による。
②ロケ地行楽度…作品の世界観が楽しめるか?
(ロケ地マップの有無、語り部がいる、ツアーの有無 ほか)
③撮影サポート…地元のロケ協力度、住民の理解度
(ロケ支援組織の有無、撮影リピーターの有無、撮影窓口の一本化、ロケに対する住民の理解度 ほか)
④地域の変化…観光客の増加 経済効果 CM換算効果
(作品による経済効果、作品にまつわる商品の誕生、エキストラの登録状況、メディアへの露出 ほか)

 

■審査員

選考に協力いただいた有識者の皆さんは下記の通りです。

 

・観光庁 観光地域振興部 観光資源課 観光資源活用推進室 室長

山田亜紀子 さん

・文化庁 参事官(芸術文化担当)付 芸術文化調査官

戸田 桂 さん

・毎日新聞社 毎日ブランドスタジオプロデューサー

猪狩淳一 さん

・朝日新聞社 大阪本社生活文化部 記者

保科龍朗 さん

・株式会社ダイヤモンド・ビッグ社 地球の歩き方編集部 編集長

小坂伸一 さん

・元キネマ旬報 代表取締役/プラネットファイブ 代表取締役

田中和彦 さん

・コラムニスト/テレビ・ドラマ解説者

木村隆志 さん

・一般財団法人 日本総合研究所 客員主任研究員

田中康之 さん

・跡見学園女子大学 観光コミュニティ学部 准教授

村上雅巳 さん

 

 

※問い合わせ先 ロケーションジャパン編集部 TEL:03-5157-0567

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