映画『クローバー』古澤健監督×武井咲さんインタビュー PART.3【“キュンキュン”編】
武井咲さんと関ジャニ∞の大倉忠義さんがキュートで胸キュンな恋模様を繰り広げた映画『クローバー』。そのDVD発売を記念して古澤健監督と武井咲さんインタビュー! 今回は第3弾、最終回です!
ホテルで働く平凡なOL・沙耶とイケメンで仕事ができるドSな上司・柘植がドキドキハラハラ、でもキュンキュンな恋を繰り広げ、二人の展開は働く女性の恋のバイブルに!
最終回PART.3の今回は、キュンキュンシーン満載で世の女子が悶えた、沙耶と柘植の恋愛ストーリーの楽しみ方をお聞きしました!
まるで友達の恋を応援しているような気持ちで観るのが楽しい
――『クローバー』は凄くキュンキュンなラブストーリーですが、どんな方に見て欲しいとか、理想のシチュエーションはありますか?
武井:私は恋愛映画って覗き見している気分になっちゃうんです。沙耶ちゃんと柘植さんが仲良くしていたり喧嘩しているのを覗き見しているようで、まるで他人の手紙を読んでしまったような。今回は四角関係が出てくるのでそれぞれの感情に共感できる部分もあると思います。それに男の子から見ても、「俺もランキング付けされているのかな?」とか(笑)。女の子目線ではありますけど、その部分も楽しんでもらえると思います。だからこっそりお家で観て欲しいし、友達と観て恋愛話で盛り上がって欲しいです。
――古澤監督はいかがですか?
監督:僕は恋愛映画が大好きなんですけど、一緒に観てくれる人がいないので一人で行くことが多いんです。女の子のグループがキャーキャー言いながら観ているのが凄く好きで、僕も彼女たちと一緒にキャーキャー言いたいなっていう(笑)。恋愛映画の楽しさって、友だちの恋愛を応援している感じっていうか、気付いたらスクリーンの中の登場人物がクラスメイトや同僚、幼馴染とかに見えてくるんです。だからその人が笑うとうれしくなるし、辛いと「柘植さん、なんなのー!」って一緒に落ち込んだりとか。
――幸せな恋愛を応援したい…と。
古澤監督:恋愛映画なら、悲しいことじゃなくてハッピーエンドで泣きたいんです。先にみんなでワイワイ感想を言い合って、そしてみんなが帰った後に「みんなには言えなかったけど、実はここにぐっときたなあ」というのを一人で味わうというか。そういう感じで観ていただけたらいいなあと思います。
――最後にロケーションジャパンを読んでいる読者に向けて、メッセージをお願いします。
武井:普通のOLの沙耶ちゃんが柘植さんに出会ったことで、自分でも気付かないうちに恋愛のパワーでどんどん新しい自分を発見できたり成長していくんです。そしてそれと同時に、柘植さんも変わっていく部分も見どころです。 あとは実際に監督にも質問したんですが、「付き合っているんですよね」と柘植さんに質問するシーンがありますが、大人になるとそういうはっきりとした始まり方が少なくなっていくんだなと。自然に一緒にいるようになったりお互い寄り添っているのが、私の中では「発見」だったんです。「今日こそ告白しよう!」みたいのもないですし。 柘植さんの魅力にどんどん引き込まれていく沙耶ちゃんの恋愛のなかに細かい胸キュンもたくさんあるのでお家でDVDをこっそり観て欲しいです。
――ありがとうございます。監督はいかがですか。
古澤監督:胸キュンポイントやシチュエーションを、映画っていう「ファンタジー」として楽しんでいただけたらと思います。でも、それぞれのシーンで沙耶が感じる感情は本物なので、そこにグッと感じて欲しいですね。 できれば週末に観ていただいて、「月曜からまた頑張ろう!」そして「もしかしたら新しい出会いがあるかもしれない」っていう風に思っていただけたらと思います。 何より、恋愛している時の自分の中の気持ちの変化に注目して欲しいです。ちょっとしたことで嬉しいと思った30分後に、ちょっと怒っているとか。恋愛って忙しいんですけど、でもそこが凄く楽しいじゃないですか。人の恋バナを聞くのも楽しいけど、自分が当事者になるともっと楽しいと思うので、この『クローバー』が皆さんにとってそんなきっかけになってくれたらと思っています。
ホテル業界の裏側や沙耶と柘植のキュンキュン恋愛ストーリーなど楽しみ方が満載の映画『クローバー』。古澤監督が「まるで友達の恋愛を応援するように見て欲しい」と仰っていたように、お家でゆっくり作品の世界観に浸ってみてはいかが?
映画『クローバー』豪華版DVD
出演:武井咲、大倉忠義(関ジャニ∞)、永山綾斗、夏菜、上地雄輔 ほか
発売・販売元:TCエンタテインメント
価格:6,264円(税込)/発売中
©2014「クローバー」製作委員会 ©稚野鳥子/集英社
(ストーリー)
有名ホテルで働く新人OL鈴木沙耶(武井咲)は、初恋の人が忘れられない恋愛オンチな女の子。職場では超イケメン&仕事もできるが、性格がドSな上司・柘植暁(大倉忠義)に毎日叱られてばかり。でもその柘植から、いきなりの告白!? 戸惑いながらも会社には内緒で交際を始める2人だったが、沙耶の初恋の人・ハルキ(永山綾斗)や、柘植に猛アプローチを仕掛ける社長令嬢・栞(夏菜)が現れる…。