監督も「太鼓判」の協力体制! 役所広司・吉沢亮出演の映画『ファミリア』ロケ地・千葉県茂原市でイベント開催
独自の視野から「家族」や「人と人とのつながり」を問う、映画『ファミリア』(主演・役所広司、監督・成島出)が1月6日(金)に公開される。
陶器職人の主人公・誠治(役所)の家や、誠治の息子・学(吉沢亮)らが訪れるお寺のロケ地となったのは、千葉県茂原市。18年にロケーションサービスを立ち上げ、ロケ誘致をきっかけにした観光誘客に力を入れる同市では、映画公開に合わせてパネル展やトークイベントが開催される。
監督「茂原市は装飾の凝った古い家が多い」
茂原市では22年11月、同市で撮られた作品を集めた「ロケ地MAP」を発行。最新実績として『ファミリア』の場面写真やロケ地情報、成島監督のコメントも掲載された。
その中で成島監督は、ロケ地に茂原市を選んだ理由として
「茂原市は装飾の凝った古い家が多いことに加え、窯や作業場を作りこむのに十分な土地の広さがあったのも決め手です。茂原市で撮影するのは初めてでしたが、市の皆さんが協力的で撮影しやすかったです」
とコメント。撮影に協力した市民に感謝の言葉を述べている。
映画『ファミリア』撮影の様子(提供:茂原市)
ロケを担当する企画政策課の深山さんによれば、公開前にもかかわらず、ロケ地MAPに対して40件近くの問い合わせがあったという。
盛り上がりに拍車をかけるように、場面写真やキャストのサイン等を展示する「映画『ファミリア』展in茂原市」が1月6日(金)~2月5日(日)にかけて茂原ショッピングプラザ・アスモで開催される。
さらには、監督とキャストによるスぺシャルトークイベントも1月15日(日)に同場所で予定され、作品を観た人やファンの誘客が見込まれる。
すでに『ファミリア』効果を実感しているという企画政策課の深山さんは、
「ロケーションサービスの立ち上げから約4年間、茂原市では約180本の作品を受け入れてきました。市内にはロケ地になったことを示す『ロケ地看板』が設置され、聖地巡礼に訪れる人も増えています。市にはまだ全国に知られていないご当地グルメなどもあるので、実際に訪れて良さを知ってもらいたいです」
とコメント。作品による地域活性に期待を寄せた。