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2022.04.14

話題沸騰『耳をすませば』 今でもファンが絶えない聖地・聖蹟桜ケ丘の魅力

実写映画『耳をすませば』が10月14日(金)に公開することが発表され、話題を呼んでいる。

 

柊あおいが1989年に少女コミック誌「りぼん」で発表した漫画「耳をすませば」を原作とし、1995年にはスタジオジブリがアニメ映画化。小説家を志す月島雫とバイオリン職人を目指す天沢聖司が夢に向かって頑張る姿が、幅広い世代に勇気を与えた不朽の名作だ。

 

ジブリ映画は京王線の聖蹟桜ケ丘駅周辺(東京都多摩市)をモデルにしたとされ、まちには作品を感じられる要素がいくつも散りばめられている。SNSでは公開から25年以上たった今でも、聖地巡礼に訪れる人が散見される。

 

ホームに流れる「カントリー・ロード」

 

聖蹟桜ヶ丘駅に降り立った時から、『耳をすませば』ファンにはたまらない“仕掛け”に気づくだろう。電車が接近すると、ホームに流れるのは映画主題歌の「カントリー・ロード」。優しく牧歌的な曲調がノスタルジーを感じさせる。

 

西口を出ると、目に飛び込んでくるのはイラスト付きの「聖蹟桜ヶ丘散策マップ」だ。まちの主要スポットに加え、『耳をすませば』のモデルになったとされる場所が記されている。

 

青春のポスト

その隣には、聖司の祖父が営む古道具屋「地球屋」をモチーフにした「青春のポスト」が設置。夢や目標などを書いた手紙を投函し実現を祈ることができるという。

そのまままっすぐ「さくら通り」を抜け、霞ヶ関橋を渡ると、右手に「いろは坂桜公園」が見える。左手には緑の中に階段が続いており、こちらも作品のモデルとなったと言われている。

 

階段をどんどん上っていくと、金毘羅神社に到着。雫が同級生の杉村に告白された神社のモデル地とされる場所だ。ここに来れば、物語を観ながらドキドキした気持ちがよみがえってくるだろう。

 

 

 

 

 

さらに奥へと進むと、地球屋があるロータリーのモデル地が見えてくる。この付近には“ファンの聖地”とされる洋菓子店・ノアがあり、店内には同作のグッズがずらり。ファン向けのノートも置かれ、訪れた人が思い思いにメッセージを書き込めるようになっている。

 

モデルになったとされるロータリー

 

 

ロータリー近くの階段から見下ろす景色は見晴らしがよく、ファンの間でも有名。ロケ地巡りを楽しんだ後は、この景色を眺めてホッと一息つくのもいいだろう。

 

 

 

 

 

 

ロータリー近くの階段

 

実写映画『耳をすませば』の公開が待ちきれない人も多いはず。休日はジブリの世界観に浸れる聖蹟桜ケ丘のまちで期待に胸を膨らませよう。

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