映画『おくりびと』をきっかけに湊町を歩く/山形県酒田市
夏に訪れたい“湊町”としておすすめなのが庄内エリア。
ここは、米アカデミー賞外国語映画賞など国内外で70以上の映画賞を受賞し、60以上の国で上映された『おくりびと』のロケ地となっている。庄内平野が「やがて滅びゆく、寂しくも温かいもの」を求める作品の性質に沿った風土が多々見受けられたからだという。
酒田市では、撮影実数およそ3か月の中、40日ほどのロケがあり、ずっと本作を大事にし続けている。今回は、庄内エリアの『おくりびと』のロケ地をピックアップ。さらに楽しめる施設も紹介。
リニューアルされたロケ地もあるが、この夏、酒田市を中心とする『おくりびと』の世界を訪ねてみてはいかがだろう?
1.月光川河川敷/おくりびと
主人公がチェロを独奏するシーンのロケ地。今も同地にはシーンを再現した椅子が置かれている。GOOGLEマップを検索しても出てくる。
2.日和山木幡楼(旧割烹木幡)/おくりびと
『おくりびと』で主人公が勤務するNKエージェントの外観として使用。現在は大正時代のオープン時の外観を再現してリニューアルされ、景色を見ながらパンケーキや季節のパフェなどを愉しむことができる
3.下日枝神社/おしん
『おしん』で、おしんたちが初詣に行く第34話などで幾度かロケ撮影。地元の人々からは「下の山王さん」と呼ばれ親しまれている。
4.舞娘茶屋 相馬楼/おしん
『おしん』第35話で、おしんが奉公先の加賀屋でお雛様の段飾りを見る回想シーンに使用。竹久夢二美術館も併設されている。
“旅立ち”をテーマに描かれた物語のように、心が洗われるような雄大な山間の風景の中をゆっくりと歩いてみたい。
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