横浜流星、富山のロケ地に感謝 映画『正体』大ヒット御礼舞台挨拶
映画『正体』の大ヒット御礼舞台挨拶が12月10日に都内で行われ、主演の横浜流星ほか出演者の吉岡里帆、原日出子、藤井道人監督が登壇した。
本作は藤井監督が4年の歳月をかけて作成したサスペンス映画。公開後には週末興行収入ランキングで初登場1位を獲得するなど今話題になっている(11月29日~12月1日集計、興行通信社調べ)。
初めに映画の反響を聞かれた横浜は「昨日10回以上の地方舞台挨拶をした際に2回以上見た人が多くて驚いた。この作品への愛を感じる。」とコメント。吉岡は「見てくださった人の内側に届いているというのが嬉しい」と笑顔で答えた。原も「自画自賛だが素晴らしい映画に出来上がったなと喜んでいる」と語った。
本作は冬のシーンを富山、夏のシーンを大阪でそれぞれ撮影。そこで司会者からはロケ地の思い出についても質問が。
吉岡はドローンを使用して空から引きで撮った自身のシーンの画の綺麗さについて力説。横浜はロケ地になった実際に使用されている介護施設での撮影について「協力していただけてすごく感謝している。ロケ地に恵まれた」と振り返った。原は宿泊地の富山市街地からロケ地となった山奥への移動について、帰路の道路が凍結し暗かったためドキドキしたと回顧。藤井監督から謝られる場面もあった。
イベント後半では手書きの感想メッセージを集めたパネルが登場。4人は一つ一つコメントを読みながら、目に留まったメッセージについて取り上げた。
藤井監督は「鏑木に明るく温かい未来が待っていますように」と書かれたコメントを発見。鏑木の未来を考えてもらえたことに感銘を受けた様子だった。吉岡は「ほの暗いこの時代に優しい光を照らしてくれるような暖かさを秘めた作品だと思いました」という感想をピックアップ。「映画の序盤ではサスペンス要素が強いが、最後に希望的なぬくもりのある映画のため、ちゃんと届いているのはうれしい」とうれしさをにじませた。原は映画の良さを簡潔に表した「最高!心に重く、涙は軽く。よかった」というコメントを嬉しさとともに共有。
全てのコメントに目を通していた横浜は、原に急かされながらも「自分自身関わっていく人々の人生を考えさせられる映画でした」という感想をチョイス。「映画を見たときにはいい思いをしてもらいたい、しっかりと希望を与えたいという気持ちがあって。特にこの作品にはそう思っています。こんなにたくさんの感想をいただけてうれしいです。」と語った。
この冬必見の、ラストまで見逃せない極上のサスペンスエンタテイメントをぜひ映画館で堪能してみては。
【作品情報】
『正体』
出演:横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之 ほか
原作:染井為人『正体』(光文社文庫)
監督:藤井道人
脚本:小寺和久
大ヒット公開中
© 2024 映画「正体」製作委員会
【STORY】
日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける鏑木慶一(横浜流星)。整形をしながら逃亡を続ける鏑木の真の目的とは…。