佐倉と青羽の座った「席」でパシャリ! ドラマ『silent』のロケ地が話題
切なくも温かいストーリーが大きな反響を呼んでいるドラマ『silent』。
その人気ぶりはドラマの枠に収まらず劇中に登場する「カフェ」にまで及んでいる。
話題になっているのは、佐倉想(Snow Man・目黒蓮)が青羽紬(川口春奈)にイヤホンを返すシーンで使われたanea cafe 松見坂店(東京都目黒区)。
第2話から複数回にわたって登場しSNSでは「聖地」と呼ぶ声も散見される。
ファンの間ではすでに話題となり、放送直後から店に問い合わせが殺到。
休日の開店前には100人以上が並ぶこともあるという。訪れた人々は『silent』の場面写真などとともに写真を撮り、ドラマのストーリーに思いをはせて楽しんでいるそうだ。
ロケを呼ぶため、立地や内装にこだわり
「視聴者向けの展開は『silent』の撮影が決まった時点で考え始めてはいましたが、
予想以上の反響で驚いています!」
そう話すのは都内に5店舗展開するanea café取締役の大橋哲也さん。
昨年6月にオープンした松見坂店は、映画・ドラマ・雑誌の撮影を呼び込むことを意識して立地や内装などを考えたという。
「もともと系列の白金店には、ドラマ・バラエティーで撮影されたことをきっかけに、出演タレントのファンが訪れていました。ただコロナ禍で来店客が少なくなった事もあり、撮影の誘致と活用を強化して収益とPRにつなげたいと考え、松見坂店をオープンさせて頂きました」
店の内装も、撮影の誘致を見込んで壁面の反射抑えや天井高に余裕を持たせるなど、撮影の妨げにならない様な工夫をし、窓際のボックス席や窓ガラスの大きさも、外の緩やかな坂に合わせて作られており、ドラマや映画でお店の中と外とのやりとりが生まれる事を期待して設計されたという。
想(目黒蓮)が外から窓をコンコンと叩くシーンや、紬(川口春奈)が店内の想に向かって大きく手を振るシーンなどは「まさに思い描いた通りの撮られ方でした!」と笑顔だ。
コロナ禍で落ち込んだ分の巻き返しを図る一手になりそうだ。