“世界一のおもてなし”の真髄に迫る! 成田空港地域映画『空の港のありがとう』公開記念舞台挨拶
2024年5月31日(金)より公開された地域映画『空の港のありがとう』(製作:成田空港地域映画製作委員会/吉本興業株式会社)。現在ヒューマントラストシネマ渋谷では期間限定で劇場公開している。本日は公開記念舞台挨拶とオープニングイベントが行われ、主演の清水美砂と共演の片岡凜、寺内ゆうき、ロケ地になった成田国際空港株式会社・田村明比古代表取締役社長が登壇した。
本作は成田国際空港での実話を基にグランドハンドリングスタッフが空港内での出会いや騒動を通して“ありがとう”の大切さを思い出すストーリー。吉本興業の「地域発信型映画プロジェクト」によって制作され、成田市出身のYuki Saito監督メガホンを取った。
成田国際空港は英国の航空格付け会社SKYTRAXによる「World’s Top 100 Airports 2024」で、世界最高水準である“5スターエアポート”を獲得。さらに空港スタッフ部門では世界1位になるなど海外でも高く評価されている。その一方でコロナ禍以降スタッフ不足が問題化しているという課題も。そんな成田国際空港がが撮影に全面協力した本作は、関連企業や周辺自治体も巻き込み、成田市をPRする映画として現在注目されている。
公開に際し行われた舞台挨拶で成田市ロケの思い出について聞かれた主演の清水は「成田山表参道でのシーンは撮影が朝早かったが朝日と月が見え清らかで心が洗われた。素敵な街だと思った」と感想を述べた。空港での撮影の感想を聞かれた片岡は「私自身空港に普段あまり行かないので空港での撮影自体が貴重だった。撮影中もスタッフさんたちが凄く温かい笑顔でお客様に対応しているのを見て素敵だと思った」とにっこり。映画にも出演し本日のイベントMCも務めた寺内は「スタッフの服装をしていたため空港の利用客にインフォメーションの場所を聞かれた」というエピソードを披露。田村社長は「成田市の小泉市長にもご出演いただくなどこの映画は地域ぐるみで協力してできた作品。映画を見て成田国際空港で働く人や成田市に住む人が増えてくれれば」と語った。
イベント終盤には今回ロケ地になった成田国際空港の機能強化に伴い発生した伐採木を活用したオリジナルのネームタグが清水と片岡に渡されるというサプライズも。
最後に観客へのメッセージを求められると、清水は「今の日本は他のアジア諸国に負けているという声もあるが、おもてなしを心にとめて働いている姿は世界に誇れると思う。これからも日本人としての素晴らしさを伝えていければ」、片岡は「日頃何気なく“ありがとう”という言葉を使うが、この映画を見て世の中は多くの“ありがとう”に支えられていることを改めて実感してもらえれば」とそれぞれ語り大盛況でイベントは終了した。
明日以降も「航空ファンday」「ANA/JAL day」「千葉県day」など日替わりで成田国際空港に関連するイベントが行われる予定だ。
地域発信型映画『空の港のありがとう』
出演:清水美砂 、片岡凜、松野晃士、矢柴俊博、遠藤かおる、寺内ゆうき ほか
監督・脚本:Yuki Saito 音楽:堤裕介
制作・配給:吉本興業株式会社
製作:成田空港地域映画製作委員会 吉本興業株式会社
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