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バルセロナ日記

LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記

【ファンタジーが詰まった町・ミュンヘンとノイシュバンシュタイン城へ!】

 

バルセロナにもようやく初夏がやってきました…と前回お伝えしましたが、残念ながらまだのようです。
もう5月も終わりだというのに、朝夕はジャケットが必要な寒さ!それでも昼間はとてもあたたかく半袖でも大丈夫なので、その温度差で風邪をひいてしまいそうです。

 

さて、今回はバルセロナから飛行機で2時間、ドイツのミュンヘンを訪問しました。
12世紀頃から発展してきたミュンヘンは、豪華絢爛な宮廷文化が根付いた町。ドイツ第3の都市として栄えています。
オクトーバーフェストなど、ビールの町としても有名ですね!

 

今回のお目当ては、ミュンヘンとその近郊にある豪華絢爛な人気のお城です。

 

実は、バルセロナや近郊にあるお城というと“要塞”のようなものが多く、シンデレラ城のような豪華絢爛な“ザ・王家のお城”はありません。なので、たまに「ヨーロッパのイメージそのままのお城が見たい!」と欲が出てしまうのです。

 

まず1つ目は、ミュンヘン中心部にある「レジデンツ」。
ここは、バイエルン王家のヴィッテルスバッハ家の本宮殿で、14世紀に建設が始まり20世紀まで増築を繰り返した建物。王家を象徴する豪華絢爛で贅沢な暮らしぶりを見学することができるとのことで、興味を持っていたんです。

 

そんな「レジデンツ」の外観はこちら。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)

 

なんだかシンプルな造りですね。宮殿というより、お役所のようなイメージです…。
早速チケットを買って中に入ってみてそのギャップに驚き!

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)②

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)③

 

どこもかしこも、まばゆいばかりの金の装飾!豪奢な内装の部屋がいくつも連なっています。
外観からは想像もできない煌びやかさですね。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)④

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)⑤

 

こんな部屋で生活するなんて、落ち着かなそうです…。
どの部屋にも細かな金細工や刺繍の飾りが施され、家具やシャンデリアの装飾もとても美しく、目がチカチカしてしまうほどです。
王家の栄華を感じずにはいられない、異空間のような場所でした。

 

次のお目当ては、日本人にも大人気の観光スポット!シンデレラ城のモデルになったともいわれる、「ノイシュバンシュタイン城」です。
王が隠れるように住んだ城ということで、アクセスもあまり良くありません。まずはミュンヘン中央駅から電車で出発。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)⑥

 

電車に1時間ほど揺られると、この眺め!美しい山々が広がります。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)⑦

 

到着したのは、フュッセンという町。空気がとても澄んでいます。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)⑧

 

ここからバスで15分。そして、車の通れない山道を馬車で10分ほど。歩いて登る人たちもたくさんいます。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)⑨

 

やっと到着!山の中に建つ、白亜の美しいお城です。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)⑩

 

1869年に、第4代バイエルン王のルードヴィヒ2世の命により造られました。
内観の写真撮影は禁止されていたのですが、内部も壮観でした。

 

バルセロナ写真190522(ミュンヘン)⑪

 

騎士道や芸術、特にワーグナーの音楽を愛していた王は、当時政治的に不安定だったバイエルンの統治をよそに、ファンタジーの世界に心酔していたそうです。
ワーグナーの著名なオペラ「ローエングリン」や「パルジファル」のシーンを再現した壁画を城のいたるところに配置し、理想の世界を城の中に閉じ込めたのだとか。

 

ゴージャスな部屋に足を踏み入れるたびに驚き、細かな装飾に目を向けると、たくさんの職人たちが汗を流したであろう跡を感じます。
ファンタジーの世界そのままの姿が残された、とても魅力的な町でした。

 

 


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