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SPECIALインタビュー

LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記
謎の儀式「イワシの埋葬」に参列!?イワシ三昧の一日

スペインでは、一年を通じてたくさんのお祭りや儀式が行われています。特に春はその数が多く、
どこかで必ず何かイベントがやっているといわれるほど!

特に有名なのは4月のイースター。キリスト教の重要な儀式ですが、
日本では東京ディズニーランドのイベントとしても有名ですよね!

今回紹介したいのは、そのイースターの前の3月に行うちょっと変わった「イワシの埋葬」という儀式です!

毎年、カーニバルの最終日(灰の水曜日と呼ぶそうです)に行われる儀式で、
その由来は諸説ありはっきりとしたことはわからないそうです。

イワシは確かに世界共通で美味しい魚だけど、埋葬とは…?そもそも、なぜイワシなの?
その謎の多さに惹かれ、覗いてみることに…。

バルセロナで行われるイベントをまとめたサイトをチェックすると、
色々な地域でこのイベントは催されていることが判明。
自宅から近い場所でやっている「イワシの埋葬」に行ってみることにしました。

 

夕方5時。続々と広場に周辺住民と思われる人が集まってくる…そして、ガラガラと何やら車輪の音が。
見ると、魚のオブジェのようなものが乗った台を、神父さんのような方が押してやってきました。

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後ろには、ディズニー映画に出てきそうな馬車が!馬車には、黒い大きな箱が積まれている…

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えっと、この大きな魚のオブジェはもしや、イワシ?
なんの意味が?
この馬車はなぜここに?
突っ込みどころが満載です。

幸いにもスペイン語を話せる友人と一緒にいたので通訳をしてもらいながら、
お祭り感満載の服を着た人に勇気を出しておそるおそる聞いてみると…

「この魚はイワシのお葬式の祭壇。
馬車に乗っているのはイワシの棺桶ですよ。これからイワシのお葬式と埋葬の儀式が始まるのよ」

い、イワシの葬式…?

ちなみに、なぜイワシなのかなどこの儀式の由来についてはやはりよくわからないらしい。

司祭の恰好をした人はじめ、スタッフとおぼしき人々は真面目な顔をしているが、
杖には手作り感満載のかわいいイワシの人形がついていたり。でも、ふざけているわけではないようだ…

戸惑う私の目の前で、イワシの埋葬の準備はすすんでいく…。
由来や歴史はよくわからないけど、町の人たちも楽しんでいるような感じ。
これなら、もぐりの私でも見物できそう!

まずはイワシの葬式と言われていた儀式だが、
特にここでは細かい式次第はないようで、早々にイワシの死を悼むパレードがスタート。
馬車を先頭として、イワシの祭壇、そしてイワシの死を悼む人々(の役目をする人々)、
楽器隊が続き、群衆がどんどん集まって町のメイン通りを練り歩いていく…。

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パレードの中盤になると、3メートルはありそうな魔女のような人形が現れ、
束にしたイワシをふりかざしながらパレードに参加してきたではないか…これ、夢に出てきそう。

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仮面をかぶった女性がイワシを振り回して追いかけてくるお祭りなんて、シュールすぎる!

そして、およそ2時間半のパレードは町の公園にたどりついた。
子連れだった私はついていくだけでもうヘトヘト。おなかもすいたし、もう帰ろうかな…。だが、バルセロナの祭りはこれでは終わらなかった…!

公園では、パレードを共にしたイワシのオブジェを燃やす儀式、
そして公園内の別の場所では地元の方々がイワシをバーベキュースタイルで焼き、人々に配るというイベントが!

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イワシが食べられるというので、せっかくなので並んでみることに。

しばらく待つと、配られた紙皿に丸焼きのイワシが2匹とパン!

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ただ焼いただけのイワシだけどとても美味しく感じ、私の中でイワシは特別な魚となりました…。

食べ終わった頃には夜10時になろうとしていたが、
まだまだ公園では家族連れや子供たちが遊んでいた。体力、あるなぁ…。

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