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2016.04.02

『真田丸』のメインテーマが気になる!その魅力とは

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4月3日(日)で放送第13回を迎える大河ドラマ『真田丸』(NHK・日曜20時~)。新たに徳川秀忠役に星野源さんが出演することも決まり、ますますストーリーの展開に拍車がかかることへの期待が募る。そんなドラマの楽しみ方の一つに、物語により彩りを加える音楽がある。細かい演出のなかに見えた、『真田丸』の音楽の魅力について迫った。

 今回『真田丸』の音楽を担当したのが『HERO』や『王様のレストラン』など、作曲家として幅広く活躍する服部隆之さん。大河ドラマでは2004年の『新選組!』以来二度目の作曲となる。オープニングに流れるメインテーマは「泥臭く、骨太に」を根本において制作されたそう。バイオリンのソロ演奏が印象的であるが、そこには服部さんのこだわりがあり、バイオリン特有のスピード感や高揚感により孤高の厳しさと土着感を感じ焦るワイルドさを表現している。気づいたら徳川家康の前に立ちはだかっていた、という主人公・真田信繁(幸村)の機動力・泥臭さ・そして孤高の厳しさなど、キャラクターとばっちり重なるような演出をバイオリンのソロで表現しているのである。

 

 そんな思いが込められたオープニングを見事に演奏したのがバイオリニスト・三浦文彰さん。服部さんは「バイオリンの特性である、人間臭い部分を引出し、繊細にして骨太という、相反する面を表現してくれている」というが、三浦さん自身も「2分40秒という長さのなかで、戦国時代の壮大さや混乱など、時代の背景を表現できればと思いながら演奏している」と語る。一回聴いたら耳から離れないくらい力強い印象のこの曲は、クラシック音楽を多くの人に知ってもらえる機会にもなりそうだ。

 

 そしてもう一人、音楽という視点で『真田丸』を支えているのが、本編終了後の舞台説明コーナー「真田丸紀行」で、メインテーマのピアノのソロ演奏を手掛けたピアニスト・辻井伸行さん。オープニングのバイオリンでの演奏とは打って変わって、ゆったりとしたおだやかな印象。「音楽に乗せて、時代を超えて夢や希望を伝えたい。聴いただけで背景にある自然の風景が思い浮かぶような、そんな世界観を少しでも表現できるよう演奏している」と本人は言う。辻井さんは真田丸以外でも2011年に公開の映画『神様のカルテ』のメインテーマを担当しており、長野県にはゆかりがあるということだ。

 

物語の始まりを飾るオープニングと、余韻を残しながら締めるエンディング。メインテーマをそれぞれの役割で演奏する二人の若い演奏家によって、より『真田丸』の臨場感を感じながら作品を楽しむことができるのではないだろうか。お二人は5、6月に『真田丸』ゆかりの地・長野県上田市でのコンサートも控えており、5月20日(金)は三浦文彰さんによる「ヴァイオリン・リサイタル」、6月8日(水)には辻井伸行さんによる「辻井伸之&オルフェウス室内楽管弦楽団“圧巻のベートーヴェン”」が公演される。

 

【プロフィール】

■服部隆之(はっとりたかゆき)

1965年東京生まれ。大河ドラマの作曲は、『新撰組!』、2度目。『新撰組!!土方歳三最期の一日』に続き、NHKドラマでの三谷幸喜とのタッグは3度目。NHKでは他に、連続テレビ小説『すずらん』、土曜ドラマ『芙蓉の人~富士山頂の妻』、木曜時代劇『鞍馬天狗』がある。

 

■三浦文彰(みうらふみあき)

1993年東京生まれ。09年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。同時に、聴衆賞、音楽評論家賞も受賞。東京都出身で、3歳よりバイオリンを始め安田廣務氏に、6歳から徳永二男氏に師事。現在、ウィーン私立音楽大学にてパヴェル・ヴェルニコフ氏、ジュリアン・ラクリン氏のもとで研鑽を積んでいる。

 

■辻井伸行(つじいのぶゆき)

1988年東京生まれ。幼少の頃よりピアノの才能に恵まれ、98年、10歳でオーケストラと共演してデビューを飾る。05年には、ワルシャワで行われた「第15回ショパン国際ピアノ・コンクール」に最年少で参加し、「批評家賞」を受賞。映画『神様のカルテ』のテーマ曲を始め映画全編の音楽を手掛けるなど、作曲家としても高い注目を集めている。

 

 

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