８月４日公開の「ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない 第一章」のロケ地に行ってきました！
「ジョジョ」の多くのシーンが撮影されたのは、スペイン東部にあるリゾート地・シッチェス。
映画祭やカーニバルを行う都市として、そしてヨーロッパ中からバカンスを楽しむ人々が集まるリゾートとして有名な町です。
そんなシッチェスが「ジョジョ」の舞台である杜王町のロケ地になったというニュースを聞き、ずっと気になっていました。
そして、どうしてここが「ジョジョ」のロケ地に選ばれたのか、実際に行ってみてその空気を感じ取ってみるべく
バルセロナから日帰りの小旅行に行ってきました！
バルセロナから地中海の海岸沿いに南西へ向かい、電車に揺られること３０分。
駅を出て海岸の方向へ歩いていくと、なんともかわいらしい街並み。その奥からチラっとのぞいているのは、海！
まだ海岸に到着していないのにこの景色…、期待感を煽ります！

美味しそうなピンチョスが並ぶバルを横目で見つつ小径を抜けると、眼前に眩しい海が広がってきました。
訪れたのは５月の中旬でしたが、痛いほどの日差し…。サングラスは必需品です。（うっかり忘れてきて後悔…）
海岸沿いに延びる「マリティム通り(Passeig Maritim)」は、
映画の中でぶどうが丘高校の生徒たちの通学路である海岸沿いの道の舞台となった重要な場所！

空と海の青色を横目に、広い歩道をゆったり歩くことができます。その開放感に、まるで別世界に来たような気持ちになりました。
そして浜辺には、まだ５月だというのにたくさんの人々とカラフルなビーチチェアが！
トップレスで寝ている女性、そして海の浅瀬を歩きながら誰かと電話しているおばあちゃん、砂に埋まって遊んでいる子供たち…
足を少し海にくぐらせてみるとまだ冷たく、海に入って遊ぶのはまだ早いように感じましたが、皆、それぞれに夏を楽しんでいます。まさに自由なリゾート！

沿いを歩いていくと、美しい石造りの古い建物が。海岸沿いにそびえ立つ重厚な姿に違和感を感じながら足を進めてみると、 その奥には白く塗られた壁の細い道が続いていました。
ゴージャスな海岸から歩いて３分の距離なのに、まるで別の街に迷い込んだよう。

行くあてもなくただ歩いていると、袋小路のような行き止まりになったり、急に遺跡のような古い壁が現れたり…

だんだん、何が起こるのかわからないような、何が起きてもおかしくないような不思議な気持ちになってきました。
ちらほら観光客に出会えるのでほっとしますが、どうやら彼らも迷い込んでいる様子です。
曲がり角を進むたびに違う景色が広がり、なんともミステリアス。
シッチェスはリゾート地だと聞いていたので、ただ地中海がきれいで美しい場所なんだろうな…と思っていましたが実際に行ってみると、印象がまったく違うものになりました。
表の顔はリゾート地らしい太陽と海の華やかさと爽やかさ。でも少し表情を変えると、重厚感に溢れていたり、生活感が垣間見えたりして、美しい街並みの中から町の歴史のすべてがにじみ出てきているような奥深さを感じました。
映画の中で、シッチェスの街並みが醸し出す空気感がどのようなスパイスとなるのか、とても楽しみです。

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