LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記
【カタルーニャを代表する芸術家 ジョアン・ミロの美術館でリフレッシュ!】
バルセロナは、海と山に囲まれた街。その山側には「モンジュイックの丘」という美しい高台があり、地中海とバルセロナの街を見渡せるロープウェイを楽しむこともできます。2階建てバスに乗って、風を受けながらドライブするのも最高です!
その丘の中腹に、カタルーニャを代表する芸術家であるジョアン・ミロの美術館があります。
ジョアン・ミロは1893年にバルセロナで生まれ、20世紀のカタルーニャを代表する芸術家として大成しました。90歳で亡くなるまでパリやカタルーニャを中心に活動し、カタルーニャで知らない人はいません。バルセロナにはいくつもの大きなオブジェがあり、街中でミロの作品を見ることができます。
ミロの作品が一堂に会しているこの美術館では、ミロの作品だけでなく、バルセロナの街を見渡せる素敵な場所もありとてもおすすめなんです!
まず、美術館に入ると、たくさんの作品がお出迎え。
これは、1968年に完成した「太陽の前の人物」という作品。
ミロの作品は、赤や青、黄色など強い色が使われているものが多いのが印象的です。また、ミロは禅にも興味を持っており、宇宙を象徴すると言われる円形などを使って描いたともいわれています。
こちらは、晩年となる1979年に完成した大きなタペストリー。太いウールの糸で縫われています。
子どもが楽しむことのできる、大きな作品もたくさん展示されています。
そして、順路のところどころにはテラスに通じる扉があり、テラスではミロの作品とともにバルセロナの街を見渡すことができるんです!
椅子に座ってあたたかい風を感じながら美しい彫刻と街を眺めていると、とても幸せな気分に浸ってしまいます!ワインを飲んで昼寝したくなってしまいます…。
こちらは別のテラス。ここにはミロのカラフルな作品たちがいくつもあり、宝探しのように作品鑑賞を楽しむことができるんです。
この丘には、ミロ美術館のほかにも、バルセロナオリンピックで使われた競技場やプール、さらにお城など、カタルーニャの歴史を語るうえで欠かせない見どころがたくさんあります。
バルセロナの夏はまだまだ続きます!