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バルセロナ日記

LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記 Vol.52

【バルセロナの中のニッポン!
和食に服、マンガ…“日本の魅力”浸透中!】

 

バルセロナの街にも枯葉が舞い、冬の気配が訪れてきています。
さて、先日、私はバルセロナ市内にオープンするという“ある店”の開店の様子を見物してまいりました!その“ある店”とは…?

 

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オープン30分前にはご覧の通りの行列。並ぶのが嫌いといわれるスペイン人が、こんなに行列を作るのは珍しいんだそうです。
そしてついにオープンの10時がやってきました!

 

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そうなんです、新オープンしたのはご存知、ユニクロでした!
「こんなに引っ張っておいて…」と思われたかもしれませんが、日本から遠いバルセロナでは、日本のメーカーの物に出会える機会もあまりありません。バルセロナでユニクロの服が買えるのはとてもありがたいことですし、大きな路面店を構えた日本のメーカーを思わず応援し、自慢したくなってしまうんです。

 

実はこの店は3号店。バルセロナに上陸したのは2017年のことでした。その時もとても注目されていましたが、順調に店舗を増やし絶好調のようです。

 

市内には、ユニクロだけでなく、様々な日本ブランドの店があります。
街で地元の方々と話していて、「日本人だ」と言うと、とても好意的に受け取られることが多いんです。もちろん定番の「寿司って美味しいよね!」に始まり、「MUJI(無印良品)は質が良いわよね!」とか、「日本の車に乗っているよ!」とか。日本語の挨拶を知っている人や、和食を家で作るという人もいます。

 

バルセロナには、日本人が経営している美味しい和食屋さんがいくつもあります。

 

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ラーメンもあります!

 

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とても美味しく、バルセロナにいることを忘れるほど!
日本食はスペインでも大人気。野菜が多いうえ調味料も体に良いと言われ、昨今の健康ブームに一役買っているんだそうです。

 

4歳の娘は毎日幼稚園におやつを持っていくのですが、先日、日本から持ってきた味付け海苔のスナックを持たせたんです。するとおやつの時間、「そのおやつは一体何なんだ!」と注目され、とても盛り上がったとのこと!担任の先生が、「アルガ(スペイン語で“海苔”)ってすごく美味しいわね!」と大絶賛されました。

 

日本食をはじめアジアの食材は健康食品のスーパーマーケットにも置いてあるので、スペイン人も目にする機会は多いようなのですが、実際にどうやって調理したり食べたりするのかわからないことが良くあるそうです。それでも、バルセロナには日本食材店や中国系スーパーがいくつかあり、地元の人々もたくさん訪れているのを目にするので、だいぶ浸透はしているようです。

 

さて、特に若い人々が日本を知るきっかけは、マンガやアニメが多いそう。
その人気を裏付けるイベントが、バルセロナで年1回行われている「サロン・デ・マンガ」というイベント。
マンガやアニメ、ゲームなど人気のコンテンツや最新の物が集まる見本市です。
今年もつい先日行われ、ヨーロッパ中から多くの人々が集まり、大盛況!

 

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日本さながらのお祭り屋台も!

 

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そして、日本のマンガの王道といえばドラえもん。

 

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このオブジェ、六本木ヒルズで見たことがあります。飛行機に乗ってやってきたのでしょうか…?

 

気候も民族も習慣も食べ物も、何もかも日本とは異なるバルセロナの中にいても「日本」を感じられるのは、これまで日本人や日本に関わってきた人々が築いたたくさんの物のお陰なのだなあと、日本食材屋さんで買った羊羹をかじりながら実感しています。

 

※前回までの記事はこちら!


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