LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記 Vol.53
【今年もやってきたバルセロナのクリスマス!伝統のクリスマスマーケットに新風が!?】
12月に入り、バルセロナにもクリスマスの賑わいがやってきました。
11月の最終金曜から、旧市街のカテドラル(大聖堂)の前にクリスマスマーケットがオープンしました。
クリスマスマーケットについては昨年も記事にしており、カタルーニャならではの風習である「カガティオ人形」と、子供たちが丸太を叩いてお菓子をもらうアクティビティをご紹介しました。
前回のクリスマスの記事はこちら!
今年も同じように、大きなカガティオ人形がスタンバイ!棒で叩いてくれる子供たちを待っています。
自宅に飾るためのカガティオ人形を売るお店。
地元の方に聞くと、このカガティオは毎年買い換えるものではなく、一度買って長く使うそうです。
こちらはクリスマスツリーのお店。
バルセロナ中心部の住宅は、ほとんどが一軒家ではなくマンション。中庭やテラスのあるお家に住んでいる人々も多いので、生木のツリーも置けますね!
様々なクリスマスの飾りが売っています。
日本の正月飾りに少し似ていますね!
さて、ここまで紹介しておいてなんですが、今年のバルセロナのクリスマスはちょっと違います。カタルーニャの伝統色が濃いクリスマスマーケットも素敵ですが、少し違うクリスマス体験ができる場所がすぐ近くにできたそうなんです…!
それがこちらのショップ。マーケットがある大聖堂から、徒歩5分ほどのところにあります。
今年の秋にオープンしたばかりの、ドイツからやってきたクリスマスグッズのお店です。
バルセロナは派手なイルミネーションも少なく、比較的厳かにクリスマスを過ごしたり、カガティオ人形など独特の習慣があるのですが、このお店にあるのは日本の我々が想像するまさに王道の、煌びやかなヨーロッパのクリスマスグッズばかり!
広々とした店内にまばゆいばかりのクリスマスツリーやオーナメント、かわいい木のからくり時計などが所狭しと並び、どれも可愛くて目移りしてしまいます!
オーナメントの種類も数えきれないほど!
地元の人々にはとても新鮮に映るようで、お店の前には行列が!店内もお客さんでひしめきあい、大混雑です!休日の昼に通りかかると、ハイブランドのショップのように、入場制限をしていたほどでした。
このお店は一年中営業しているそう。クリスマス時期でなくても、クリスマスの華やかな雰囲気を楽しむことができますね!
毎年恒例の“昔ながらの素朴なクリスマスマーケット”に、洗練された大型店が参入したことで、今後クリスマスマーケットの内容も少しずつ変わっていくのでしょうか…?今後のクリスマスも楽しみです。
※前回までの記事はこちら!