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■俳優インタビュー

清原果耶映画『青春18×2 君へと続く道』

台湾の空気に触れたことが 演じる上で助けになりました

今や若手実力派俳優の筆頭とも言うべき存在の清原果耶さん。

現在公開中の映画『青春18×2 君へと続く道』では、長期の台湾ロケに臨みました。

台湾の俳優陣との共演や、撮影現場の様子はどのようなものだったのでしょうか。

 

藤井監督と3度目のタッグ

生き様も感性も魅力的な役

NHK連続テレビ小説『あさが来た』(15)でデビュー、ドラマ初主演となった『透明なゆりかご』(18)で各賞に輝き、連続テレビ小説『おかえりモネ』(21)でも主演を務めるなど、瞬く間に若手実力派俳優と呼ばれる存在となった清原果耶さん。

そんな清原さんを自らの作品へと望む監督は少なくない。中でも「僕のミューズ(女神)」と呼ぶほど信頼を寄せているのが、映画『新聞記者』『余命10年』など話題作を次々世に送り出してきた藤井道人監督だ。

その藤井監督が、台湾の人気俳優シュー・グァンハンさんと清原さんを主演に迎えて作ったのが「自分にとって第2章となる記念すべき作品」と位置付ける公開中の映画『青春18×2 君へと続く道』である。

 

楽しかった台湾の撮影 移動中もグルメ満喫

本作は、藤井監督が初の国際プロジェクトとして臨んだ日本と台湾の合作だ。

清原さんの撮影は主に台湾で行われたが、充実したロケだったことは、その表情からうかがい知れる。「台湾スタッフの皆さんが日本語を勉強してコミュニケーションをとってくれました。助監督の方など、撮影が終わる頃には普通に日本語をしゃべっていてびっくり」と清原さん。

現場では、毎度温かい食事が7~8種類用意されている事にも感激したそう。撮影は南北に延びる台湾の南から北にまで及んだが、車での移動中は、サービスエリアに寄って、タピオカなどさまざまな台湾グルメを楽しんだ。その姿は、見るもの全てを新鮮に感じたアミそのものだったのかもしれない。

 

ジミーの顔を見るだけで共に過ごした日々が蘇る

台湾ロケが清原さんに残したものは自らが思うよりも大きなものだったのかもしれない。撮影後1年弱を経て行われた試写では、撮影のことを思い出して客観的に見られなかったそうだ。

「いつもは、映像を観ながらここはもうちょっとこうすればよかったななどと思ったりするのですが、今回は、ジミーがアミの故郷である日本を旅するシーンで気持ちがあふれてしまって、涙が止まらなくなったんです。ジミーの顔を見るだけで一緒に過ごした日々がたどれるような感覚。こんなにも感覚が残っていたことは今までにありません。まだ私の中にアミがいたのかもしれませんね。この役に出会えて幸せでした」

 

 

より詳細な内容は本誌でお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

ロケーションジャパン123号 (発売日2024年5月15日)

 

 

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