映画『劇場版コード・ブルー ─ドクターヘリ緊急救命─』
場所を見るとその作品を思い出す
心に残るロケ地ってすごく大事
大ヒットドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』がスクリーンへ。
クールなフライトドクターの藍沢耕作がはまり役となった主演の山下智久さんが、
ついに本誌初登場! ドラマスタートから10年を経た本作へのあふれる思い、
そして実はとっても庶民派(!?)な一面など、山下さんのオン&オフの魅力を探ります。
10年間共に闘ってきた
キャスト同志の確かな絆
俳優、アーティストとして常に第一線を走り続ける山下智久さん。そんな山下さんがこの10年主演として携り続けてきたのが、3本の連続ドラマと、1本のスペシャルドラマが放映された大ヒット作品『コード・ブルー ─ドクターヘリ緊急救命─』だ。生と死が細い糸1本で繋がっているような壮絶な救命という現場で、日々全力で闘う5人の若者たちを描いた本作が、満を持して映画化。連続ドラマ“3rdSeason”の途中で映画化の一報を聞いたという山下さんだが
「映画化の喜びはもちろんですが、この仲間たちとあと半年同じ志を持って一緒にやっていけることも、とてもうれしかったです」とあくまでも謙虚な姿勢。
10年間、共に闘ってきたキャスト陣との関係は濃密で
「ドラマの後、映画のクランクインまで2か月くらい空いたので、5人(山下、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介)でご飯に行きました」
とも明かしてくれた。
「とはいえ仕事の話はあまりせずに、普通に友達として会っている感じ。こういう関係性は、他の作品ではあまりないですね。10年という時間が作り上げてくれたものだと思うし、辛い現場を一緒に乗り越えてきた絆みたいなものがあるのかなって。一度僕だけの撮影が終わって控室に戻って来たら、他の4人が普通にテレビを観ていて。その背中を見た時“親戚の集まりか?”と思いました(笑)。それくらいお互い気を遣わなくていい、幼なじみのような関係なんです。今でも誰かがCMをしている商品を見たら、自然と買っちゃいますしね(笑)。本当の親戚みたいです」
絶大な信頼関係で結ばれた5人だが、ドラマがスタートした“1st Season”当初は、
「僕も若かったからとにかくがむしゃらで、自分のことしか考えていませんでした。言うことも聞かなかったし(笑)」
と一瞬ヤンチャな笑顔が覗く。
「たぶん周りを見る余裕がなかったんだと思います。でも10年経って、やっとその先の何かの為に頑張ろうと思えるのは、この作品のお陰で気付けたことかもしれない。僕が演じている藍沢にしても、最初は自分の腕を上げる為に難しい症例に挑戦することしか考えていなかった。それが新しいフェローが入ってきたり、いろいろな人との出会いと別れを経験して、成長することができたのだと思います」
(続きは本誌を御覧ください)
■Story
凄惨な地下鉄トンネル崩落事故から3か月。トロントに旅立った藍沢耕作(山下智久)が一時帰国したまさにその日、成田空港と海ほたるで大事故が発生。空と海を同時に襲った未曽有の大惨事に、ドクターヘリで命がけの救護に向かう藍沢、白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)、冴島(比嘉愛未)、藤川(浅利陽介)たち。1人でも多くの命を救おうと変わらず奮闘する5人だったが、10年間を共にした彼らに別れの時は確かに近付いていた──。
■作品詳細
劇場版コード・ブルー ─ドクターヘリ緊急救命─』
監督:西浦正記 脚本:安達奈緒子 音楽:佐藤直紀 プロデュース:増本淳
キャスト:山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、
有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、成田凌、新木優子、馬場ふみか、新田真剣佑、
かたせ梨乃、山谷花純、丸山智己、杉本哲太、安藤政信、椎名桔平 ほか
(C)2018「劇場版コード・ブルー ─ドクターヘリ緊急救命─」製作委員会
7月27日(金)全国東宝系にてロードショー