教えて、先輩!
三木孝浩監督
読者の代弁者として、今を時めく三木監督にインタビュー!作品についての質問をきっかけに、映像業界、そしてこの世界を生き抜いていくためのヒントを探っていきます。
大切なのは恋する瞬間を
映像として捉えること
辻「最新作の『今夜、世界からこの恋が消えても』(通称:セカコイ)を拝見しました。一度眠るとその日の記憶を全て忘れてしまう女の子と、彼女に恋をする青年の物語で、見ていて涙が止まりませんでした。監督がこの作品を撮る上で、注力されたポイントを教えてください」
三木「まずはヒロインをかわいく撮ることですかね(笑)。というのも、これは今回の映画に限らずですが、恋愛映画においては、登場人物が相手を好きになる瞬間があって、その瞬間に観客の心も奪わないと成立しないので、それを映像として捉えることにはこだわっています」
—-続きはロケーションジャパン2022年8月号で—–
最新作 映画『今夜、世界からこの恋が消えても』
主人公・神谷透と、眠りにつくと記憶を失ってしまうヒロイン・日野真織。透のうその告白から、“絶対に好きにならないこと”を条件に付き合うことになった二人の前に、切ない運命が立ちはだかる。
©2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会
【PROFILE】
三木孝浩監督
1974年、徳島県生まれ。
2000年より多数のMVを監督し、2010年に『ソラニン』で長編映画を初監督。以降、青春恋愛映画の名手として、『アオハライド』『青空エール』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などを手掛けた。
女優・辻凪子
1995年生まれ、大阪府出身。
NHK連続テレビ小説『わろてんか』、『おちょやん』など朝ドラに数多く出演するほか、自身が監督と主演を務めた映画『ゆれてますけど。』など映像の世界で活躍を見せる新進女優。