本日6/9は俳優・清水尋也さんのお誕生日!最近では朝ドラからホラーまで幅広い作品に出演し、実力派俳優としての頭角を現している清水さん。今回はバックナンバーより3年前の清水さんのインタビューを特別にご紹介!
ロケだからこそ感じられる
普段見られない東京
芝居は一人でするものではない、相手がいて成り立つもの。最初にウケたオーディションで連続ドラマ出演が決まり、芝居どころか撮影現場の仕組みすら知らない状態で仕事を始めたという清水。デビュー当時から、他の役者の芝居や現場の空気を受けて演技に肉付けをしていくスタイルだという。静かな人に見られがちだが、実は人と話すことが大好きで、主人公・成田初役の堀未央奈さんが初めての映画主演で緊張しており、さらに人見知りだと聞き『せっかくなら楽しい現場にしたい』と、いろいろ話しかけていたそう。山戸結希監督については、「自分の世界がしっかりあって、一切妥協しないところがすごい」と絶賛する。本作の撮影場所は主に豊洲近郊。東京生まれ東京育ちの清水だが、プライベートでも行ったことがない場所で、地元との雰囲気の違いがとても新鮮だったと振り返る。もともと仲良しだという小田切梓役の板垣瑞生さんと「綺麗な景色を見て帰ろう!」駅に向かう橋から見る夜景の写真を撮り、景色を堪能したという。
「この仕事をしてなかったら見られなかった景色だった」と語る清水が学生の頃、よく訪れた場所は渋谷だそう。「目的があるときは満たされるけど、目的がないときは何もない。大好きだけど大嫌いな場所」と渋谷の魅力について語る清水。思い出に残っている東京のロケーションは『インベスターZ』の時に訪れた企業だという。地方での撮影が多く意外と東京での撮影は好き内、普通の映像作品ではなかなかできない貴重な体験だったと振り返る。
今後ロケーションしたい場所は「吉祥寺」だそうで、「人も多いしある程度発展してるけど、道をひとつ入ると静かな喫茶店がある。落ち着ける場所で愛着もある。ローカルな印象が好き」と微笑んだ。
(№93 2019年6月号より)
『ホットギミック ガールミーツボーイ』
ごく普通の家庭で暮らす女子高生・成田初(堀未央奈)。弱みを握られた同じマンションの橘亮輝(清水尋也)と、幼馴染の小田切梓(板垣瑞生)、そして兄・凌(間宮祥太朗)の3人の男性との恋に揺れ動く初が選ぶ運命とは…。
出演:堀未央奈、清水尋也、板垣瑞生/間宮祥太朗
原作:相原実貴「ホットギミック」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)
監督・脚本:山戸結希
1999年、東京都生まれ。多数の映画・ドラマに出演し、2018年、ドラマ『インベスターZ』にて初の連続ドラマ主演を果たす。映画『貞子』、『パラレルワールド・ラブストーリー』、『甘いお酒でうがい』などにも出演。