ザ・クラシカルな女子旅で伊東の魅力を再発見! 静岡県伊東市モニターツアー
2022年1月12日(水)・13日(木)に、静岡県伊東市にて、
”ザ・クラシカル” なぜ今人気? すてき女子旅・再発見! ツアーが開催されました。
静岡県伊東市は、伊豆半島に位置し、世界ユネスコジオパークに認定された自然や、温泉が有名な場所。数多くのドラマや映画にもロケ地として使用され風光明媚な街並も魅力だ。
しかし、近年箱根や熱海などが、発信力のある若い女性から人気を集めているのに対し、伊東市は若年層へのPRが課題となっていた。さらに、いいものはたくさんあるのに、“伊東といえば…?”という求心力のあるスポットも突出したものがない、ということも課題の一つ。
そこで今回は、SNSを使用する若年層に人気の“クラシカル”というワードに注目し、ツアーを造成。日本クラシックホテルの会にも加盟している「川奈ホテル」を中心に、クラシカルな東海館や縁結びの神社・音無神社、そして伊東ならではの大室山や小室山、城ケ崎などのジオサイトを巡り、伊東の魅力を再発見する内容になっている。
ツアーは1月12日~13日に開催され、普段から旅行やグルメ情報に敏感な女性14名が参加。マスコミはテレビ・新聞の7社が入り、開会式に小野市長も駆け付けるなど、注目度の高いツアーとなった。
<行程一覧>
1日目
・昼食「おお田」
・ジオ体験「大室山」
・宿泊「川奈ホテル」
・ホテル館内、ゴルフコース見学
2日目
・ジオ体験「小室山リッジウォーク」
・ジオ体験&昼食「かね光水産」
・ジオ体験「城ケ崎海岸」
・クラシカル体験「音無神社」
・クラシカル体験「東海館」
1日目
ツアー日和の快晴のなか、一行はJR熱海駅に集合。
まずはクラシカルな黒船電車に乗り、伊豆半島の絶景を眺めながら川奈駅へ向かった。
川奈駅から昼食会場の「おお田」に向かう一行を出迎えたのは、なんと伊東市の小野市長。
”市長自ら歓迎してくれた”というおもてなしに、感動する参加者。その後昼食場所で開会式が行われ、新型コロナウイルス感染症対策についてのお願いや2日間の行程、伊東市の見どころが説明された。
そしてお待ちかねの昼食。「おお田」は、地元に愛される名店で、朝採れの地魚を使用したお刺身や煮つけが人気だ。実はこのお店、1月3日放送の『キスマイFOOD!!』で紹介された水産会社「おお田」の直営店で、使用される海鮮のほとんどが地元で水揚げされたばかりの新鮮な地魚だという。一行に振る舞われたのは10種類以上のお魚が盛られた海鮮丼。早速伊東のジオの恵に舌鼓を打った。
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お腹を満たした一行は、アニメ『ゆるキャン△』の聖地としても人気の伊東のシンボル「大室山」へ。
この日は風の影響で山頂を周遊こそできなかったものの、リフトで頂上に行くことができた。山頂にある浅間神社と、頂上から望む富士山の絶景を味わった。
【お団子などの写真】大室山広報の稲葉さんの解説で大室山と富士山の関係に驚く一行。テラスで大室山オリジナルの三福だんごとぐり茶甘酒も堪能した。
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1日目の後半は、日本を代表するクラシックホテル「川奈ホテル」へ。
街中の喧騒から離れ、ジオのパワーを感じながら過ごすことができるこのホテルは、「日本クラシックホテルの会」に所属し、創立85年の歴史を持つ。かのマリリン・モンローも新婚旅行で訪れ、皇室御用達であることでも有名。クラシカルな館内の装飾はどこを撮っても画になるということで、参加者は到着直後から撮影の手が止まらない。
ここでも、川奈ホテル総支配人の村井氏が駆けつけ、一行を歓迎した。
今回はモニターツアーとして特別に、館内見学ツアー、ゴルフコース(富士コース)の周遊などのツアーも開催し、川奈ホテルを隅々まで堪能した。
館内見学ツアーは、テレビ番組で川奈ホテルが特集された際の映像を視聴。
その後、川奈ホテル企画課の吉原さん、清水さんの案内で、実際に館内を見て回った。細かなところにこそ感じることができる川奈ホテルのこだわり。参加者からは「それらを事前に知っていると、宿泊する価値がさらに上がる」という声があがった。
その後、川奈ホテルを代表するゴルフコース「富士コース」をゴルフカーで周遊。「富士コース」は米国ゴルフマガジン誌の「世界ゴルフ100選」に選出されており、世界中からVIPが足を運ぶほど有名で、毎年「フジサンケイレディスクラシック」も開催されている。ゴルフ好きなら知らない人はいないコースだ。
今回メンバーには普段からゴルフを嗜むという女性はほぼいなかったものの、富士コースの美しさや、ゴルフカーに乗って周遊するという、アクティビティ感に一行のテンションは最高潮へ。スタッフの方おすすめの撮影スポットに3箇所ほど停止しながら、50分程度のツアーを楽しんだ。
その後はお待ちかねのティータイム。
【ケーキの写真】(各商品名と金額をキャプションに) 今回は普段ティータイムでは開放されないメインダイニングで、川奈ホテルオリジナルケーキが振舞われた。パティシエから、商品の説明をしてもらい、全4種類のケーキの中から1つを選択。参加者の20代女性は「全種類食べてみたいくらい、おいしかった。次はサンパーラーでアフタヌーンティーをしたい!」とコメント。各々が相模湾の美しい夕焼け空を眺めながら、極上のひと時を味わった。
さらに、川奈ホテルから女性用のアメニティがサービスされ、行き届いた心遣いに感動する一行。
その後は各自部屋に戻り、館内のスポット巡りや「サブマリナ」という川奈ホテル自慢のお風呂で思い思いの時間を過ごした。
1日目のラストイベントは、ディナー。お料理はモニターツアー用に用意された内容で、
・マリリン・モンローが1日で2回も注文したというオムライス
・4日間かけて作成するという川奈ホテル特製のカレー
・カレーソースをかけて食べる絶品のシーフードピラフ
の3つからメインを選択する特別コースだ。
感染対策が徹底された会場で、クラシカルな雰囲気を味わいながら、1日を振り返り食事を楽しんだ。
その後は解散し、メインバーを訪れたり温泉に入ったりと1日の夜遅くまで川奈ホテルを堪能する参加者が目立った。
2日目
2日目の朝食も、「ザ・クラシカル」。
洋食か和食から選択できる内容だったが、クラシカルな雰囲気をとことん味わいたいということで、メインダイニングで提供される洋食を選択する参加者が多かった。
川奈ホテル支配人・髙木氏や、2日間案内を担当した吉原氏・清水氏と挨拶をし、一行は次なる目的地、小室山へ。
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小室山は2021年4月にリニューアルオープンし、「インスタ映え」で今大人気のスポット。さらに先日放送された『キスマイFOOD!!』でKis-My-Ft2の藤ヶ谷らが訪れたことでSNSでも話題だ。
またも風の影響でリフトが動かなかったが、山頂からの景色を諦めきれない一行は、歩いて登ることに。小室山の勝又氏の解説を聞きながら、約15分ほどの緩やかな坂道を上り、頂上に到達。360度の絶景が出迎えた。
「Café・321」の人気商品で伊東のジオをイメージした「地層カフェラテ」を飲みながら、インスタ映えスポットで写真を撮影。
「想像以上にいい!」「時間が足りない!」など、絶賛の声が上がった。
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昼食は、今回ツアーを企画したロケーションジャパン編集部が毎年必ず訪れるという「かね光水産」。
サクサクふわふわのアジフライが人気のお店だ。獲った直後に漁師が締めたものを、1~2日凍らし寝かすことでよりふっくらしたアジフライになるそう。ボリューム満点の絶品アジフライ。ここでも伊東のジオの恵みを堪能した。
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お腹を満たした一行は、「城ヶ崎海岸」を訪れ、伊東のジオを感じる食後のウォーキングタイムへ。
ガイドの加藤さんに案内をお願いし、城ヶ崎海岸のなりたちや独特な海岸の構造の仕組みなどを学んだ。「景観を楽しむだけでなく、“そもそも”を知ることで違った見方ができた」と好評だった。
また、城ケ崎は近年、多くの映画やドラマ、MVの撮影がされるロケのメッカでもある。
普段、伊東市のロケ受け入れ窓口を行っている伊東市観光課日吉さんのロケ当時の裏話などもあり、ロケ地巡りの観点でも、大いに盛り上がった。ロケ地看板が設置されている乃木坂46『錆びたコンパス』はその場でQRコードを読み取り、MVを再生できるとあり、なりきり写真を撮影して楽しむ参加者の姿も見受けられた。
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大自然のパワーと、映像作品に選ばれる”画になる景観”に癒された一行は、さらなるパワーチャージを求めて「音無神社」「東海館」を続けて訪問。
音無神社は、現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で新垣結衣演じる八重姫と大泉洋演じる源頼朝が逢瀬を交わしたといわれる場所。縁結びや安産の神様で有名で、可愛らしいハート型絵馬もあり、女性に人気の神社だ。ここでも鈴木会長に神社の解説をいただき、歴史についても深く学びつつ、しっかりと縁結び祈願をする一行だった……。
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音無神社から、頼朝と八重も通ったであろう松川遊歩道を歩き、東海館へ。
東海館は伊東温泉のシンボル的存在。かつては温泉宿として使用されていた建物を現在は市が管理し、一般に開放されている。漫画『テルマエ・ロマエ』のモデルになったとも言われており、職人の技を競わせて作らせたという各部屋の装飾は、どれも異なる美しさがあり、その建築美にはファンも多い。クラシカルな館内では、目の前に流れる松川を眺めながらお茶ができたり、温泉にも入ることができる。今ではワーケーション施設としても使用されているという。館長の山下さんや観光協会専務理事の村田さんの話を聞き、「伊東にこんなに素敵な建築物があるとは知らなかった」とコメントするものもいた。
最後には、東海館こだわりの喫茶室で伊東銘菓ホールインと名産のぐり茶でお茶休憩。
ここでも再発見の伊東の魅力が。実は伊東市、人口1000人あたりのお菓子屋さんの数が日本髄一ということで、「おかしぃ共和国」という連合をくむほどのお菓子のまち。古くから温泉街として栄えた伊東市で、温泉旅館に”お着きのお菓子”を卸すお菓子屋さんが多く存在し、各店舗がその腕を競い合ったことで質の高いお菓子ができるようになったのだとか。甘いものに目がない女性参加者はその話を聞き、帰り際、伊東のお菓子をたっぷり購入していた。
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こうして2日間のモニターツアーが終了。参加者からは「地元の方々が一生懸命説明してくれて、おもてなしをしてくれたのが嬉しかった」「伊東のイメージが変わった」「女子旅でまた来たい」というコメントが上がった。温泉、ジオだけだはない、”ザ・クラシカル”をテーマに回ったこのツアー。あなたも今までと違う目線で、伊東市の魅力を再発見しに来てみてはいかがだろうか。