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インタビュー&コラム

■クリエイターインタビュー

『エイプリルフールズ』

今日は4/1のエイプリルフール!
そこで今回はロケーションジャパンのバックナンバーより、エイプリルフールの大騒動を描いた映画『エイプリルフールズ』の見どころや監督インタビューを特別にお届け!

<本作の見どころ>

①いつもとちょっと違う俳優たちに注目!

「キャラ設定では、俳優が持つイメージから少し外すことを意識しました」と話す石川監督。戸田さん演じる対人恐怖症のあゆみは、「ご本人のアイデアもあり、ピンクの部屋着をベースに作り上げていきました」メイクもほとんどせず「すっぴんに近い状態」だったそう。ピタリとはまった彼女とは対照的に、苦戦したのが松坂さん扮するSEX依存症の亘。「シーンごとに現場で話し合いながら決めていきましたね。ひたすら下衆な演技をしても、やっぱりかっこいい松坂さんに注目してください(笑)」

②難航続きのロケ地探しにスタッフ四苦八苦!

「撮りたい構図に合うお店がなかなかなかった」というラーメン屋のロケ地探し。以前ドラマで使用した目黒のお店が候補に挙がるも、なんとすでに閉店!廃墟みたいな外観に対して、中は当時のままだった店舗を借りるべく、管理者に粘り強く交渉。最後は美術スタッフの力で復活させたそう。

③映画で再集結を果たしたチーム“リーガル・ハイ”

監督&脚本をはじめ、スタッフにはドラマ『リーガル・ハイ』の面々が勢ぞろい。「映画の現場は初めてでしたが、緊張することなく臨めました」と監督。キャストにも、ドラマのレギュラー陣では生瀬さんや里見さんらが出演している。「ニュアンスを少し伝えればすぐに理解してくれましたね」と、演出もスムーズにいったそう。

 

<INTERVIEW 石川淳一監督>

「『リーガル・ハイ』のメンバーで映画を作ったらおもしろいのでは?」という成河プロデューサーの言葉から企画がスタートしました。古沢さんが7年前から温めていたという脚本の完成度がとても高かったので、そこにあるいいものを壊さず、監督として100%引き出すことに集中して撮影に臨みました。

物語の舞台選びには、“画になる場所”がいいという思いが漠然とありました。そこで僕自身もぢ好きで、ちょうど映画の企画が動き出したころに2020年の東京オリンピックに向けた開発の話があった、湾岸エリアをメインにすることに決めました。レインボーブリッジが映える湾岸沿いの美しい風景を映像として残したく、空撮も積極的に取り入れましたね。何年も先に作品を見てくれた人たちが、「前はこんなだったよね」と懐かしんでくれたらいいな、なんていう思いがこもっています。

映画では、いろいろな人が変なことをしています(笑)。コメディなのか青春ドラマなのか…。あまり前情報がない状態で、どんな映画なのか想像してワクワクしながら観てほしいですね。

 

ロケーションジャパン№68(2015年4月号)より

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『エイプリルフールズ』

4月1日、エイプリルフールの日。天才外科医の牧野亘(松坂桃李)と一夜の関係で妊娠してしまった清掃員の新田あゆみ(戸田恵梨香)は、電話でそのことを彼に告げる。だが、嘘だと思われた彼女は、別の女とデート中の亘のもとへ。怒りと戸惑いのまま所持していた拳銃でレストランをジャックしてしまう…。一方、身代金も要求せず誘拐した少女を連れ回すヤクザの宇田川(寺島進)、優雅な休日を楽しむ高貴な夫婦(里見浩太朗&富司純子)も小さなウソをついていた。そんな彼らが、やがて誰もが予期せぬ大騒動を引き起こす。

 

監督:石川淳一 脚本:古沢良太
出演:戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小沢征悦、菜々緒、戸次重幸、大和田伸也、寺島進、小池栄子、窪田正孝、富司純子、里見浩太朗ほか

 

【PROFILE】

石川淳一監督

1971年生まれ。山梨県出身。01年、ドラマ『ココだけの話』で初演出し、『メイちゃんの執事』(09)、『リーガル・ハイ』(12~)などのヒットドラマを演出し、注目を集める。現在放送中(2015年放送終了)の『デート~恋とはどんなものかしら~』も担当。今作が第一回映画監督作品。

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