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インタビュー&コラム

■俳優インタビュー

映画『浅田家!』

ロケ地を訪れる最大の意味は 役者の心が豊かになること

 

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©2020「浅田家!」製作委員会

 

 

実在の家族の物語だけど

物真似にはしたくない

 

人気アイドルグループ、嵐のメンバーとして活躍する一方、数々のドラマや映画、舞台に出演、役者としての評価を高めている二宮和也さん。蜷川幸雄、山田洋次、クリント・イーストウッド、滝田洋一郎と国内外のなだたる監督に請われ、毎度名監督が唸る演技でその期待に応えてきた。

 

そんな二宮和也さんにオファーをしたのが、『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)でその年の各賞を総なめにした中野量太監督だ。家族にこだわって作品を紡いできた中野監督が今回描くのは、自分の家族を被写体にユニークな家族写真を世に送り出した実在の写真家、浅田政志さんを主人公にした物語。彼の目を通した家族を温かくユーモアたっぷりに描き出し、家族のつながりや写真の力について問い直す作品になっている。

 

そして二宮さんが本作で演じるのが、破天荒で自由奔放な主人公だ。家族を愛し、家族に愛されながら生きる道を見つけていくこの政志という人物を、二宮さんはどう演じたのか。

「実在の人物を演じさせて頂くということに特別な思いはありませんでした。物真似になるのは避けたかったので、彼に似せるというより、彼の周りで起こることを伝える役回りとして理解していまいしたね。家族をきっかけにして生まれた物語をエンタメ作品に昇華させるのが僕たちの使命ですから」

 

演じるに当たっては、政志さんを含め、三重県津市に暮らす浅田家の皆さんとの対面も果たしたという。……

 

ロケーションジャパン101号より。

(続きは本誌を御覧ください)

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映画『浅田家!』

■Story

両親と兄との4人の家族の次男として育った浅田政志。家族を写した写真集をきっかけに家族写真家として活動を始めるが、その矢先に東日本大震災が起こる。被災地の惨状を目の当たりにして写真が撮れなくなった政志は、泥にまみれた写真を洗浄して家族に返す活動を手伝うことに。

■作品詳細

監督・脚本:中野量太 脚本:菅野友恵
原作:浅田政志「浅田家」「アルバムの力」(赤々舎刊)
出演:二宮和也、黒木華、菅田将暉、風吹ジュン、平田満、妻夫木総ほか

10月2日(金)全国東宝系

Ⓒ2020「浅田家!」製作委員会

https://asadake.jp/

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