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2020.11.05

静岡県伊東市で「伊東市ロケーションサービス」立ち上げ!ロケの誘致と観光振興への取り組み~

先月の10月21日(水)、伊東市で「伊東ロケーションサービス」の立ち上げが行われた。この日は市長をはじめとして、県議会議員、伊東警察署署長、伊東消防署署長、伊東駅駅長、熱海土木事務所所長、伊豆急行、教育長、伊東市役所関係者、その他観光関連団体、静岡新聞など約40名が参加し、ロケツーリズム協議会会長の藤崎慎一氏がアドバイザーに就任。今後、伊東市全体でロケの受け入れ体制を整え、映画やドラマ、情報番組の誘致をきっかけに、ロケ実績を活用しながら効果的に街の魅力を発信していくことの認識を統一させた。

 

もともと伊東市は東京からのアクセスの良さや、大室山・城ケ崎海岸などの自然の景勝地、豊富な海産物を活かしたグルメなど見どころが多く、情報番組などのロケが多く行われていた。ドラマや映画のロケ地としても注目を集め、2020年9月より放送されているドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』では伊東商業高校がメインロケ地として使用され、実際に通う学生や地元民の間ではかなり話題になったという。

今後は、伊東市全体で受け入れ態勢を強化されることから、制作隊にとって撮影しやすい環境が整えられ、より多くのロケがくることになるだろう。ロケツーリズムに詳しいロケーションジャパン編集部の木庭氏は伊東市の「ロケ地」としてのポテンシャルについてこう語る。「伊東市は、数々の景勝地にはじまり、怪しい少年少女博物館やシャボテン公園など情報番組のネタになりそうなスポットも多い、ロケ地としてのポテンシャルが高い地域です。今後の取り組みが、伊東の地域活性に大きく影響してくると思います」

 

9月に発行された、伊東市初のロケ地MAP(市内で配布中)

9月に発行された、伊東市初のロケ地MAP(市内で配布中)

あくまでも、ロケを受け入れる真の目的は「効果的なシティープロモーション」を実現し、伊東の観光を盛り上げ、しいては移住定住につなげていくことだ。地域のPRの場は限られているが、ロケ地になった映画やドラマのワンシーン写真(俳優が写っている写真)を使用したロケ地MAPの作成や情報番組などの露出によって、様々な層の興味関心をひくことが可能になる。今後伊東市が「ロケのまち」としてどのように進化し、人々の関心を集めていくか、要注目だ。

 

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